考えてみれば、もう30年以上も花見をしているわけだが、今年は今までに経験したことのない花見をしようと思った。で、選んだのが三河の二ヶ所。いずれも名鉄本線沿線なので1日で回ってしまおうと計画を立てた。(2010年3月26日取材)
「素敵な場所がありますよ」と豊橋の知人・カマやんが薦めてくれたのが豊川の支流・朝倉川の桜並木と小学校の旧校舎を再利用した豊橋市民俗資料収蔵室。
豊橋駅前から市内電車に乗る。レトロな車両も好きだけど、今回は新型車両「ほっトラム」で。
22分で終点の赤岩口に到着。
駅近くを流れる朝倉川沿いの遊歩道を上流(東)へ。
美しい。
川の両岸に木の柵が設けられて、桜並木がどこまでも続いている。
川岸の桜並木は名古屋の山崎川がきれいだが、こちらはもっと素朴―。絵画のようだ。
時折、犬の散歩をする人や花見の家族連れに出会う。
「きれいでしょ。わたくし、豊橋ではここが一番好き!」
桜を見上げていた上品な老婦人が私に話しかけてきた。
「わたくし、海外にずっといましたから日本の桜が懐かしいの」
こちらが話しかけても、聞く耳を持たずに酔ったように優雅に話し続ける。
「あなたもご苦労様ね。桜さん、ありがとう!」
そう言って、謎の老婦人は立ち去っていった。少しして振り返ると桜並木が続くばかりで姿がない。
幻? 老婦人は「桜の精」だったのか?
まあ、いいか。私も桜に酔った気分になって心地よく歩いていると、子どもたちの歓声が聞こえてきた。多米小学校だ。同小学校は朝倉川沿いの左岸にある。豊橋市民俗資料収蔵室は川を挟んでその向かい側、朝倉川右岸のやや北にある。
旧多米小学校の校舎を改装して、地元の民俗資料を展示している。公開日は土・日曜日。平日のこの日は休み。
ひっそりと、懐かしい風景が広がっていた。
木造校舎だけではなく、校庭も、朝礼台なども残されていた。映画「早咲きの花」のロケ地になった、というのもうなずける。今や貴重なロケーションである。
校庭を囲むようにして植えられた桜は5分咲き。今はもう新1年生がやってこないことも知らずに、桜たちが入学式の準備をしているかのようだ。
時間が止まったような空間―。だが現在の多米小学校から、子どもたちの歓声が聞こえてくる。その歓声は校舎の背後の山に跳ね返って、誰もいない校庭にこだました。
問い合わせ
豊橋観光コンベンション協会
電話 0532-54-1484
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山崎富雄 | 2011年3月21日 16:47 | 返信
良い花見ポイントがあるね
コジャンマ | 2011年3月21日 14:28 | 返信
こんな隠れた名所があったんですね!
路面電車に乗って花見…というのも奥ゆかしい!
wine1972 | 2011年3月15日 15:34 | 返信
撮影が素晴らしいですね。
桜がとても魅力的に写し出されています。
我が鹿児島県でも鹿児島市内に限っては路面電車があり、
ヒートアイランド現象の緩和を目指して路面を緑化しています。
ちゃんと機能しているようで路面温度が下がっただけでなく、
景観としても評判が宜しいので注目されているとのこと。
もしかしたら、ご当地の路面も緑化されるかも知れませんね。
つなっこ☆ | 2011年3月 3日 14:36 | 返信
桜並木が綺麗ですね♪
校舎と桜の雰囲気も素敵です。
小学校の入学式でドキドキしたのを思い出します☆
大川 和代 | 2011年2月21日 13:49 | 返信
実家愛知県西加茂郡にうtごろは よく友達と 豊橋 かえりは豊川稲荷により 今は風景もかわっているでしょうね。
豊橋にいくとかならず竹輪をおみやげにかってたべたものです。