「あいちアートの森」を歩く(5)~常滑プロジェクト

投稿者名 : タケモト | 日時 : 2010年02月17日 10:39

(2010年2月9日取材)
「あいちアートの森」取材も、いよいよ終盤戦です。
第5回は「常滑プロジェクト」。
やきもの散歩道の一角と中部国際空港セントレアが舞台です。
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常滑駅を出ると、飛行機を持ったネコの焼き物アートが。
今日の取材にぴったりのイメージです。まずは、やきもの散歩道に向かいました。
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最初の会場はかつて土管の製造工場だった「旧丸利陶管」。
木造の建物に電線などが無造作に繋がっているのがクールです。
現在は「名古屋芸術大学常滑工房」アートとデザインの共同工房「rin'(リン)」「創作陶器・金太郎窯」として利用されています。
右側の入り口から常滑工房の中に入りました。
観光名所になっても、ものづくりのための素朴な空間の佇まいは変わりません。
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板張りの床に重量感のある岩が折り重なっています。
マイケル・シャイナーさんの作品。
素材は岩石流だそうです。
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隣のスペースにいくと田中元偉さんの作品がありました。
密閉ガラスの中に植物が入っています。
液体の色も中の造形も一つ一つ違います。
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須田真弘さんの作品です。
本を手にとってみたいですが、置石に触るわけにはいきません。
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工房はさらに奥まで続き、薄暗くなっています。
進んでみましょう。
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タイツを穿いた下半身が何かを引っ張っています。
荒川美由起さんの作品です。
回り込んでみると...。
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こちらもタイツでした。
動いてるわけはないのですが、空間に緊張感が生まれています。
見るほうも何やら力が入ります。
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梯子から、さらに上へ登ります。
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裸電球の淡い光の中に、働き続け、打ち捨てられたような小さな自動車たち。
占部史人さんの作品です。
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梁の上にも。

建物の向かって左側。「rin'(リン)」の展示も拝見させていただきました。
こちらは2005年にスタートしたアート、デザイン関連のメンバーによる共同工房。
地域と連動した創作活動なども精力的に行っています。
リンの坂倉守さんは、お向かいの常滑工房のことも説明もしてくださいました。
お忙しいのに本当にありがとうございました。
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こちらは建物をいかしながら、スタイリッシュな内装のギャラリー。
石田典子さんと、川田英二さんの作品が展示されています。

続いて金太郎窯。
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窯の中にたくさんの植物が。
先ほど対応してくれた坂倉守さんの作品です。
一瞬、窯ではなく、洞窟のように感じました。
生命力が伝わってきます。
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やきもの散歩道を歩き、廻船問屋瀧田家へ。
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庭には吉川正道さんの作品。芝生が緑の時にも、見てみたいですね。
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土蔵の中は清野祥一さんの展示です。
整然と並んでいても、吊られているので危うい印象を受けます。
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離れには久野利博さんの作品。畳の一角に炭が敷き詰められています。
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離れの庭もきれいです。
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松岡徹さんの佐久島地蔵を発見しました。
先程の旧丸利陶管では、建物の間にありました。
名古屋の広小路や堀川プロジェクトでも見つけたお地蔵さま。
続けて見てきたことで、楽しみも増えています。
瀧田家は江戸時代から代々続いた廻船問屋で、常滑市の指定有形文化財。入館料は300円。
瀧田家の内部の様子は→「常滑を歩いて歴史と猫愛を感じよう!(2)」でどうぞ!

散歩道を進み土管坂や登窯も見たいところですが、今回は常滑駅まで戻ります。
「あいちアートの森」はセントレアでも行われているのです。
それでは、現代アートの世界へフライトしましょう。
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出発ロビーのカウンターは、これから飛行機に乗る方々が搭乗手続きをする場所。
しかし一番奥のPカウンターだけは、ちょっとムードが違います。
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カウンターの中に倉地比沙支さんの作品が並んでいました。
倉地さんの作品が持つ存在感はいつも印象に残ります。
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加藤マンヤさんの作品です。
ぜひとも水を入れて、火にかけてみたいものです。
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ターミナルビル3階吹き抜けにある巨大な展示は山本富章さんの作品。
東栄町プロジェクト、旧新城高校本郷校舎での記憶が蘇ります。
色づかいは同じに見えるのですが、造形の細部は東栄町で見たものとは、微妙に違うような気がします。
美しい山間の廃校と、最先端の空港内だと印象が変わるのでしょうか。
ここでも通る人の目を驚かせています。
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さらに奥、エスカレーターを降り、2階センターピアガーデンへ。
今井瑾郎さんの作品を発見。
今井さんの作品は、名古屋の広小路プロジェクトで広小路中央ビルの中にもありました。

空港ともなると、出発時間に追われる人も多いはず。
その足を止めさせるアートは、やはりパワーがあるのでしょう。
今まで見てきた各プロジェクトを思い出す展示もあり、なかなか感慨深い鑑賞でした。

◆常滑プロジェクト 今後のイベント予定
八木美知依(筝)演奏
2010年2月28日(日)午後1時30分
廻船問屋瀧田家
出演 八木美知依(筝)、井上ひろみ(筝)

チャクラダンスカンパニー公演
2010年2月28日(日)午後4時30分
廻船問屋瀧田家
出演 CAKRA DANCE COMPANY(チャクラダンスカンパニー)

※廻船問屋瀧田家は常滑市指定文化財のため入場制限の可能性があります。会場及びパフォーマンスの都合により、立見の場合があります。スケジュール等は事情により、変更される場合があります。


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