(取材日:2010年1月20日)
◆武豊ならではの味噌ランチを、いただきまーす!
さて、中定商店を見学したあとは、ランチを挟んでいよいよ味噌・たまり蔵の集まる大足地区を歩こうという魂胆。醸造蔵でおいしい味噌やたまり醤油を買うことはできるけど、せっかく武豊に来たのだから、ランチタイムには武豊ならではの味噌料理を食べた~い!!
と思い、事前に「武豊の味噌を使ったおいしい味噌煮込みうどんが食べられるところはないか? しかも徒歩で行けるところで」と武豊町産業課の方に尋ねると、「うーん。残念ながら徒歩でとなると、今はないですねえ。......でも、武豊の味噌を使ったランチが食べられるお店なら、ありますよ」とのこと。おお、それはすばらしい! そこ、行きます!!
じつは今回の旅、『武豊ゆめ回廊』という散策マップを眺めていて決行した旅。ここに2つの散策ルートが紹介されていて、そのうちの1つが"みそ蔵の小径"です。風情のある味噌・たまり蔵を尋ねながら歩くルート。その中に、めざすお店も含まれていました。『ぎゃらりぃ夢乃蔵』です。JR・武豊駅と名鉄・知多武豊駅の間を結ぶ商店街・みゆき通りの、ほぼ中央にあります。
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ぎゃらりぃという名がついているとおり、このお店、ただの飲食店ではありません。武豊町の6つの味噌蔵製品を揃えているショップ『武蔵屋』や『ガラス工芸ギャラリー』を構えているほか、『硝子工房』、『ぱん工房』などの体験教室も併設する複合施設なのです。
平日の13:00すぎにもかかわらず、この日、お客さんが次から次へとやってきて、つねに満席状態。おいしいという証ですね、これは。ラッキーにも席を確保したマツモト、さっそくランチをいただきます。ぎゃらりぃ夢乃蔵で、武豊の味噌を使ったランチメニューは2種類。「夢乃蔵ランチ(みそハンバーグ)」(1150円)と「みそごぼうピザ」(650円)です。どちらもおいしそうで迷いましたが、自家製パン、季節のサラダ、スープ、ドリンク、日替わりプチデザートつきという点に惹かれ、みそハンバーグを選択。そしてやってきたお料理を見ると......じゃーん、お味噌のソースがたっぷりです!
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お腹が空いていたので、さっそく一口ぱくり。...お、美味しいっ!!
じつはマツモト、名古屋生まれのくせに味噌カツが苦手。赤味噌のお味噌汁は大好きなのですが、味噌カツとなると、味が濃くてくどくなり、途中で「もういいや」と思うことが多かったんです。ですが、このみそハンバーグはいける! 口当たりはマイルド、すごくコクがあるのに辛くない。あまりの美味しさに、残ったソースもパンにすくって全部いただきました。
「最初はドリンクとデザートのみのカフェからスタートしたのですが、やがてモーニングを始め、以降、手づくりパンを基本にすえたメニューづくりに励んできました。みそハンバーグは2年半くらい前から、みそごぼうピザは約1年前から登場したメニューです。お味噌は生き物で、呼吸し発酵しているので、そのときどきで味が変わってきます。ですので、使うお味噌はその日の様子を見て、ブレンドしてみたり銘柄を変えてみたりするんですよ。今後はいっそう地産地消をめざして、季節の野菜や味噌など、武豊の素材を積極的にとりいれたメニューづくりに取り組んでいきたいなと思っています」(店長・長沢晶子さん)
ぎゃらりぃ夢乃蔵は、町おこし事業の一環として、かつて染物屋を営んでいた古民家を改装して約3年半前にオープンした施設。現在は地元の主婦16名でお店を切り盛りしています。カフェスペースのほか、店内で販売している焼きたて手づくりパンも、身体にやさしくおいしい!と大人気。業務用機器を一切使わずに、すべて手づくりし、家庭用オーブンで当日の朝に焼き上げるスタイルのパンです。朝8:30から営業しているため、この日、お邪魔した時点では、ほとんどパンは売り切れていました。どうしてもパンが欲しいという人は、午前中にお出かけするか、予約しておくことをオススメします。
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◆武豊町の6醸造蔵の製品が一挙に買える店
もう1つ、気になるのが、ぎゃらりぃ夢乃蔵店内にある味噌・たまりのお店『武蔵屋』。じつは武豊町にある6つの醸造蔵の代表的な商品が同時に買える場所は、ここだけなんです。先ほどお邪魔した中定商店さんのほか、丸又商店、カクトウ醸造、泉万醸造、伊藤商店、南蔵、それぞれ自慢の味噌・たまり商品が、カフェスペースの一角に並んでいます。
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うーん、どれも魅惑的! と迷っていたら、こんな商品を発見。『武豊六つ蔵せんべい』(500円)。武豊町の6つの蔵のたまりを使って1枚1枚焼き上げたおせんべいです。どの蔵の味も、ちょっとずつ試してみたいという私のような欲張りさんにはうってつけですね。食べ較べましたが、正直、すべて甲乙つけがたく、ただひたすらおいしかった...。蔵ごとの違いを味わうには、やはりそれぞれの味噌やたまりを、実際に食卓で使ってみるのが一番でありましょう。
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【問い合わせ先】
「ぎゃらりぃ夢乃蔵」
住所:知多郡武豊町道崎55-6
Tel.:0569-73-7883
ホームページ:http://www.taketoyo-sci.or.jp/yumenokura/index.html
営業時間:8:30~17:30
定休日:月曜日、第1・第3・第5日曜日
に掲載されています。
◆"みそ蔵の小径"をてくてく歩く。
さて、お腹が満たされたところで味噌・たまり蔵の集まる大足地区をめざしてお散歩です。散策マップ『武豊ゆめ回廊』を手に、ぎゃらりぃ夢乃蔵をスタート。要所要所にこんな道しるべがあります。
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小迎地区には中定商店1軒のみですが、大足地区には残りの5つの蔵が集まっています。かつて武豊町には町全体で50軒ほどの醸造蔵があったそうですが、後継者不足などで廃業が続き、現存する醸造蔵は6つになってしまいました。今も残る醸造蔵は、味もさることながら、いずれも昔のままの佇まいを残していて、とても風情があります。
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国道247号線の西側に点在してますが、黒壁の建物を探せば、わかりやすいと思います。細い路地をのんびり歩くと、味噌やたまり醤油の香りがどこからともなく香ってきて、古きよき時代にタイムスリップしたかのような感覚にとらわれます。
5つの醸造蔵を探しながらめぐると、だいたい30分程度。日帰りのお散歩にはちょうどいいかんじの場所です。今回は紹介していませんが、武豊町の散策ルートには、もう1つ、"歴史の小径"ルートもあり、こちらは長尾城祉や神社仏閣を巡る散策路。歴史に興味のある人は、こちらのルートにチャレンジしてみるのも一興です。また、2008年に武豊町で開催された「第2回全国醤油サミット」のコンテストをきっかけに、武豊町のたまりを使ったラーメンも誕生したのだそう(ちなみにグランプリを獲得したのは、「ぎゃらりぃ夢乃蔵」店長の長沢さんです)。隠れた魅力がまだまだある武豊町。次回訪れるときにはぜひ、たまりラーメンも味わってみたいものです。
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加藤俊男 | 2010年2月 8日 09:47 | 返信
細い路地にある黒壁の建物、古きよき時代にタイムスリップしたような、そこに現代の暮らしがある。
大切に保存し、地域の皆さんの誇りですね!
観光客やカメラマンの興味を引く情報を有り難うございました。
マツモト
から加藤俊男への返信
| 2010年2月 8日 17:24
| 返信
武豊町は、私も行ってみて初めて、食も風景も楽しめる場所だと知りました。加藤さん、再びコメントくださりありがとうございます。
黒壁の続く風景は、たしかにカメラマンの方々にもおすすめです。
ご当地ラーメンや神社仏閣も気になりますし、また機会を見つけて訪れてみたいです。