(取材日2010年1月15日)
皆様ご存知の通り2010年1月4日をもって「三好町」は「みよし市」になりました。
徳島県に三好市があるため、こちらは平仮名が正式名称です。
伝統ある漢字の「三好」も愛着があったと思いますが「みよし」の若々しい、親しみやすいイメージもなかなか良いのではないでしょうか。
最初に訪れたのは「みよし市役所」です。
記者の車のカーナビは、まだ「三好町役場」で検索しないと、表示されません。
ぴかぴかの看板。市制施行を祝う横断幕。
市内各地で名称の変更、表示のリニューアルが行われています。
みよし市の魅力は祭りやカヌーなど、いろいろあるのですが、今は1月。
今回は街の中に展示されている70作品の彫刻を探してみたいと思います。
皆さんはなぜ、70もの彫刻がみよし市各地に立ち並んでいるのか、ご存じでしょうか。
かつて三好町では平成元年からの15年間「アートタウン三好彫刻フェスタ」を開催しました。
全国から応募された模型作品から入選作を選び、入選者が実作品を制作。
15回でのべ2273人の方が応募、70作品が街の中に設置されました。
2001年には事業が「グッドデザイン賞」に選ばれています。
1日で北の端から南の端まで散っている彫刻を回るのは、難しそう。
市役所の方に「彫刻マップ」をもらい、歩き方を相談。
特に彫刻が密集している市の中央部(市役所、三好公園付近)と市の北部(三好ケ丘駅周辺)の2か所を集中的にせめてみることに。
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では出発!と飛び出しましたが、市役所の敷地内に2作品ありました。
左は「TWO RING―内在する風景―」。右は「はるか」。
「彫刻2つ、ゲットだぜ!」と人気アニメ風に叫んでみましたが、このテンションだと苦しくなるので、落ち着いて紹介していきたいと思います。
当ブログを読んでいる方々は記者のアートを紹介する能力の限界に、お気づきかと思います。
これから登場する数十作品の彫刻群にアーティスティックな一言を付けていくことは、きっと無理です。
彫刻探しの役に立つ情報を中心に文章を添えていきたいと思います。
ではスタート。今度こそ市役所を飛び出します。
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彫刻が置いてある場所は様々。
左は三好中学校にある「春の調べ」。右の「萠芽」は中部小学校にあります。
どちらも正門付近にあります。
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次の目的地へ行く途中「みよし市立歴史民俗資料館」を見つけました。
1月23日から昭和中期以降のひな人形を中心に、時代の変遷を見られる「第28回ひな人形展」が開催されます。
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「保田ケ池公園(ぼたがいけこうえん)」に着きました。
保田ケ池は雨水を貯める貯水構造になっていて、大雨が降った時、ここに一時貯めることにより、低地での浸水を防ぐことができます。
緑も豊かな公園です。
公園内には4作品が置いてありました。
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左は「石器時代(家族)」。池を背景に記念写真を撮るのにいい場所です。
右は「よりそう2つのかたち」。納得のタイトルです。
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池にはカヌーポロの競技場。
この季節は鳥たちがゆっくりと羽を伸ばすための場所になっていました。
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春には桜を楽しむ人達で賑わうとのこと。
せっかくですので、春の保田ケ池公園を1枚、紹介します。彫刻は「朝に想う」です。
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公園に隣接する「文化センター・サンアート」にも作品がありました。
この彫刻は「三使途」。
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軽やかに舞う左が「RONDO」。力強い右は「圧」。
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街の中を走る華やかなバスを見かける。
「さんさんバス」は高齢者や障害者、車椅子やベビーカーを使用する人にも、乗りやすい小型ノンステップバス。
デザインはブルー主体の「くろまつ君」とピンク主体の「さつきちゃん」の2種類があります。
名前の由来は市の木「クロマツ」と市の花「サツキ」。
本日、写真に収めたのは、「くろまつ君」です。
記者は引き続き徒歩。「みよし市民病院」に到着しました。
病院の中庭に彫刻があるとのこと。撮影をお願いしてみました。
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名前は「星空の天使」。カメラを傾けたのではなく、こういう角度です。
さて、ほかの展示と違い、この彫刻は病院の中。
患者さんもたくさん、いらっしゃるのでアート巡りを主目的にお邪魔するのは、遠慮したほうがいいかもしれません。
中庭は病院の利用者、スタッフの憩いの空間になっていました。
国道153号線を越えて「アイ・モール」と「ジャスコ」が隣接したショッピングエリアに向かう。
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店舗の前に彫刻「古代神」がそびえ立っています。
広いショッピングモールですが、はぐれても彫刻の前に集まれば大丈夫です。
さらに北へ向かいました。
彫刻は本当にいろいろな場所にあります。
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左は「いきがいセンター『太陽の家』」の入り口にある「あっち、こっち」。
右は「学校給食センター」の敷地内にある「空間変奏曲―SPACE VARIATION―」。
この町ではいつでもアートがそばにあるのです。
みよし市中央部の最後は、三好公園。
夏には提灯舟と花火が幻想的な「三好池まつり」が行われます。
提灯といえば、高さ11mの提灯が迫力満点の「三好大提灯まつり」。
躍動感のある踊りが魅力の「三好いいじゃんまつり」と合わせて、みよしの夏の自慢の三大まつりなのだそうです。
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写真は「三好池まつり」の様子です。
カヌーも見られるし、夏のみよし市も面白そうです。
三好公園は池も魅力ですが、総合体育館、陸上競技場、野球場なども備えています。
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野球場の入り口にあるのは「純愛」。
球児達には勝利の女神に例えられているのかも知れません。
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陸上競技場の前、公園の風景に溶け込む彫刻。名前はそのまま「わのかたち」。
街の中央部探索は、ここで一段落。
公園近くにある"お箸で食べるフランス料理"「ル・マルシェ」で、昼食。
昨年、オープンしたお店のようです。
「お手軽ランチ」980円を美味しくいただいて、元気復活。後半戦の北部探索に向かいます。
かなり猛スピードで食べたので、次回はもっとゆっくり食事を楽しみたいです。
北部までは車で移動。
駅付近に着く少し手前。「尾三消防本部 三好消防署」に立ち寄る。
消防署にも彫刻があるのだ。
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大きなカブトムシを発見。
作品名は「Megasoma(ゾウカブト)」。男の子に人気のありそうな作品です。
三好ケ丘駅に着きました。
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駅前には「ようこそみよし市へ」と書いた看板。みよしの魅力を紹介しています。
駅前では2つの彫刻を発見。
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左が「形の分子(内在するものたち)」、右が「Let's dance」です。
どちらも見つけやすい位置にあります。
待ち合わせのスポットとしては、どちらが人気なのでしょうか。
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駅周辺にはまだまだ彫刻があります。
喫茶・軽食の店「カリヨン」他、郵便局、ATMなどが入る「カリヨンハウス」を南に回ったところには、猛々しく立ち上がる馬の像「Horse―戯―」。
駅前からは「アートの小径」と呼ばれる歩行者専用道路が、いくつかの方向に伸びています。
この道を辿っていくと、たくさんの彫刻に出会えるようです。
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小径の入り口にあった彫刻「TWO RING」。この先へ行ってみましょう。
左手に三好丘緑地を見ながら、小径を行く。
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緑地の中には「光の塔」。
右は小径の分岐にあった「飛びたつもの」。いい目印になりそうです。
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歩行者道路は市民の駅までの通勤路、学校への通学路であり、犬の散歩道でもあるようです。
平日の日中なので、まだ学生はいなかったですが、犬を引いた人達はたくさんすれ違いました。
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左が「展望」。右が「追憶」です。次々に彫刻が見つかります。
分かれ道には「THE COSMIC VIBRATION」。右の「あぐら石」は公園の中にありました。
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車両の通れないはずの遊歩道にバイクが出現。名前は「ライダー・トリックスターⅣエレファント」。
2人乗りのようにまたがる子供がいそうです。
これだけいろいろ見ても、また驚かされるのだから、彫刻で表現できることは多彩なのだと感心する。
遊歩道の彫刻は緑のそばか、三叉路に立っていることが多い。
集合場所にも目印にも役立っているようです。
取材を開始した頃には、晴天だったのですが、すっかり曇り空。雨が降りそうなムード。
急いで彫刻が複数あるという三好丘桜公園に向かいます。
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公園入り口で迎えてくれたのは「空・風・記憶...」。
公園内にはそろそろ子供達の姿も。
像によじ登って遊ばないか、しばらく眺めていましたが、今日は芝生でサッカーを楽しむ日みたいです。
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公園の中にあった彫刻。左が「時のヒト」。右が「Continue Stone」です。
三好丘桜公園からも歩行者専用道路が延びています。
歩きはじめると雪がちらほら。すぐに小雨になりました。
昔は晴れ男と呼ばれていたのですが。
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小径の交差点にあった「シンデレラ」。右の作品は「3B 56-Ⅱ」。
見る人の年齢によって作品の印象も変わりそうです。小さい頃は「どこがシンデレラなんだー」と笑いながらペタペタ触っていた子供も、大人になって見ると別な感想を持つのではないでしょうかのか。
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こちらの遊歩道はやけにアスレチックが充実しています。
「遊ぶ」どころか「鍛える」まで出来そうなイメージ。
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「シンデレラ」から左に行った先は「次元の風景」。
右に行くと、遊歩道が鉄塔で行き止まりになったところに「DANCE,DANCE,DANCE」がありました。
鉄塔を通る風の唄を聴き、彫刻を巡る冒険も終わりです。
発見した彫刻の数は40作品でした。記事に掲載した写真は35枚。
半分を超えたとはいえ、目標には程遠い結果。
数もそうですが、なかなか寒い平日だったので、彫刻で遊ぶ子供達を収められなかったのが残念。
さて、いろいろ歩いてみて思ったこと。
どの彫刻も「ここに凄い作品がありますよ!」と、主張するのではなく、自然に佇んでいる気がします。
絵画やパフォーマンスなどいろいろなアートがありますが、街に末永く残る「建築」と「モニュメント彫刻」は、土地とともにあるものだと感じます。建築の場合、大きな財力、期間、人数が必要になる時もあり、主役は建物です。でも彫刻作品は、もう少し素朴でシンプルに生活空間に根を下ろす力があるように感じられます。
「アートフェスタ」で新作を立てる日々は終わりましたが、街と彫刻の関係はむしろ、これから。彫刻は年月をかけて、ゆっくりと街になじんでいくのでしょう。
イベントの入賞作品としてではなく、「あそこで待ち合わせた」「ここで家族の写真を撮った」など、市民の思い出の中に立っているようになった時に、彫刻はまた価値を増すのだと思います。
市外から来た記者は一つ一つの彫刻をしげしげと眺めているが、街の人たちはインパクトのある作品の横をすんなりと横切っていき、腰掛けたりする。
街の中に彫刻があるとは、たぶんこういうことなのだ。
とはいえ、力作揃いの彫刻が無料で見られて、自由に触れるのです。見に来て、楽しまない手はありません。
「みよし市」を訪れた際には、ぜひ街を巡りお気に入りの彫刻を見つけてください。

























みよし市観光協会Y | 2010年1月22日 08:47 | 返信
早速拝見させていただきました!こうしてアップされると、本当にうれしいものですね。
しかし、これだけの彫刻を1日で見て廻られたタケモトさんの脚力に感動です(笑)夜、足がむくんだりしませんでしたか?
これから暖かくなるにつれ市内各地の緑も芽吹き、散歩にはもってこいのシーズンとなります。雪が舞い散る中の彫刻も一興ですが、花や緑に囲まれた彫刻を眺めるのもオススメです★
また是非当市に遊びにお越しください(*^_^*)
コメントありがとうございます。夜、足はむくみませんでしたが、彫刻が夢に出てきました。「ライダー・トリックスターⅣエレファント」は夢でも格好よかったです。また季節を変えて取材にお邪魔します。今後とも宜しくお願いいたします。
加藤俊男 | 2010年1月25日 10:01 | 返信
「みよし市」誕生記念!彫刻70作品を探す街めぐりに挑戦!
素晴らしい彫刻の数々ですね。
春夏秋冬のみよし市の風情に解けこみ、地域住民や観光客に愛されことでしょう。
郷土の誇りになるブログですね!寒む空の中での探訪、ご苦労様でした。
コメントありがとうございます。春、夏の草花が咲き誇る季節はもちろんですが、いろいろな街の冬の様子も写真に残していきたいと感じる今日この頃です。また気になる記事がありましたらコメントよろしくお願いいたします。
県庁の★(クロボシ) | 2010年1月25日 23:52 | 返信
三好ヶ丘駅で下車するのは、余程用事がないと降りません。みよし市制発足、おめでとうございます。
このサイトの画面をみると、みよし市は、比較的に南北に長い地域です。
街中に、モニュメントが結構あるんですね。 このモニュメントは、あいちトレンナーレに通ずるものがあるように思われます。 是非とも、あいちトリエンナーレPR隊に来市されてはと、ふと思いつきました。
コメントありがとうございます。三好ケ丘駅周辺は彫刻も発見しやすいし、散歩やウォーキングを楽しむのにも、いい場所でした。美術館だけではなく、生活、日常のある街の中にアートが溢れる様子は「あいちトリエンナーレ2010」の目指す「都市の祝祭」に合っているかもしれませんね。また気になる記事があれば、コメントよろしくお願いいたします。