(取材日2009年10月17日)
さて建物の瓦装飾を見て回るのも「鬼みち散策コース」の魅力。
棟の端を装飾し、高い所から睨みをきかせる「鬼瓦」は有名ですが、他にも「留蓋」「飾り瓦」などの種類があるそうです。
街の古い神社仏閣を回りながら写真に収めてみました。
まず最初は塩前寺。境内に不動明王の石像があるので「高浜不動」とも呼ばれています。
右は塩前寺の留蓋。烏天狗です。
架空の存在なのに、実物を見て作ったのかと思わせる細かな造形。
翼も手足も動き出しそうです。
「留蓋」は屋根の隅巴という部分の端を覆う瓦のこと。
雨漏り防止が主な目的で、シンプルなものは半球状の瓦です。
ここは浄土真宗の名刹、恩任寺。
右は恩任寺の鬼瓦。威厳のある門にとても映えます。
薬師教会。弘法大師の伝説に基づいて建てられたお寺です。
小ぶりの屋根に美しい飾り瓦が見られます。
装飾を目的として屋根の各部に使うものを一括して「飾り瓦」と呼びます。
続いて蓮乗院。
ここでは明治28(1895)年に改築した時に、おとぎ話にまつわる飾り瓦で屋根を飾りました。
蓮乗院の飾り瓦は、乙姫様や亀など多彩で見応えがあります。
右は天女の飾り瓦。羽衣の表現が繊細です。
飾り瓦探しの途中、道端に道祖神を見つけました。
男神と女神の双体道祖神。市の指定文化財です。
残りの道のりの無事を祈り、オブジェのある隣の広場で一休み。
ちょっとした広場にも意匠をこらした瓦の芸術があります。
かつて瓦や粘土を運んだ馬の働きに感謝して建立された馬頭観音。
ここにも飾り瓦。
馬頭観音を左に入ると、高浜の総氏神、春日神社のある大山緑地です。
春日神社です。
高浜市内のほとんどの神様が、ここの境内に移され、祀られているそうです。
大鳥居の下を通ると陶管焼の狛犬。迫力があります。
そして境内には同じポーズの猫がいました。
迫力は...。可愛い猫でした。
広い緑地内は散策に最適。
春日神社の境内では、多くの飾り瓦を見つけることができます。
森のきれいな空気をいっぱいに吸いながら、探してみてください。
静かな森の緑と神社の佇まいに、心洗われつつ歩を進める。
しかし、裏手に歩いていくと、不思議な巨大像を発見。
間違いなくタヌキです。
高さ5.2m。そして胴回りは8m!
登場が突然すぎて、心が千々に乱れました。
鬼みち散策は実に硬軟取り揃えた瓦の業で、驚かせてくれます。
三河高浜駅に到着。駅前の「いきいき広場」には瓦のオブジェ「海」があります。
さざ波の海をイメージした瓦の庭です。
駅に向かう歩廊の上から見下ろすと、より楽しめます。ここが「鬼みち散策」の終点です。
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