豊かな森が広がる岡崎市東部の額田地区―。この森で育まれた乙川水系の水は古くから岡崎の里と街を潤してきた。平成18年(2006)、岡崎市は額田町との合併を機に豊かな水源の森を守り、未来につなげていこうと「人と自然」「森と街」の交流拠点となる「森の駅」の整備を進めている。活動の情報発信基地「森の総合駅」を訪ねた。(2012年1月11日取材)
「森の総合駅」は名鉄本宿駅からバスに揺られること約10分、岡崎市役所額田支所の隣にある。
現在、岡崎市自然共生課が管理する「森の駅」に指定されているのは「森の総合駅」以外に五つ。
自然観察会や稲作体験などができる「おかざき自然体験の森」(八ツ木町)、宿泊やそば打ち体験のできる「茅葺の里」(千万町町)、ハイキングやマス釣りが楽しめる「くらがり渓谷」(石原町)、自然遊びができる「こども自然遊びの森(わんParK)」(淡渕町)、自然散策ができる里山「おおだの森」(樫山町・夏山町)―。
「森の総合駅」は少し高台にあって、四方は山に囲まれている。北側に鎮座するのが「おおだの森」―。
市民の手でヤマザクラやモミジなどが植林、整備されて季節ごとの自然が楽しめる。
「森の総合駅」の建物の中もふんだんに木が使われていて、心が癒される。
ここでは「森の駅」のすべてを知ることが出来る。
「森の駅」の位置関係を示したイラストがこれ。
ギャラリーコーナーでは29日まで「あなたの身近な野鳥たち」展を開催中。「森の駅」の一つ、「おかざき自然体験の森」で観察した野鳥たちをはく製や絵画などで紹介している。
これはカワセミのはく製―。
こちらはアオバトのはく製―。
「おかざき自然体験の森」ではこれまで109種の野鳥が観察されているが、そのうちの100種を美しい絵画で紹介している。
ペーパークラフトでお気に入りの鳥を作ることも出来る。
ギャラリーの横が図書コーナー。自然に関する本が並び、豊かな自然を守る市民たちの取り組みなども紹介している。
販売コーナーではそうした活動の一つである「額田炭焼の会」が作った竹炭の風鈴が並んでいた。
小枝や木の実を使ったクラフトづくり(無料)がいつでも楽しめる。
「森の総合駅」ではアウトドアイベントも企画・開催している。
これは、川遊びを通して自然の大切さを知る「わんぱくフェスタ」の一こま―。
こちらは、水源林を保存していくために開催している「おと川リバーヘッド大作戦」での森林作業の様子。
両イベントは毎年開催している。また森林整備に関する要請講座や森林整備を行なっている市民団体の活動拠点としても活用されている。こちらが森の総合駅での養成講座の様子。
(写真はいずれも岡崎市自然共生課提供)
「森の駅」以外にも、現在「森の駅育成地区」として「炭焼きの森」(保久町)、「水源の森」(千万町町)、「鳥川ホタルの里」(鳥川町)などがありさまざまな活動が続けられている。
幅広い年齢層が、さまざまな形で自然とふれ合うことが出来る「森の駅」―。読者の皆さんも自分にあった「森の駅」を見つけてください。
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