(取材日:2011年12月22日)
碧南市大浜地区では「港・寺・蔵・路地 大浜てらまち巡り」と銘打ち、大浜地区にある10の寺を周るスタンプラリーを通年で行っている。専用スタンプ用紙(100円)に10ヶ寺全てのスタンプを集めると、記念品がもらえるとのこと。寒くて外に出るのも億劫になってしまいがちだが、こんなときこそ外へ出て街歩きをしてみようとスタンプ用紙がもらえる大浜まちかどサロンを訪ねた。
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大浜地区には寺が多く、時代劇に使えそうな風景や、昔ながらの商店、子どものころに「ケンケンパ」をして遊んだ道のような細い路地が多くある。そんな懐かしい風景の中で街歩きを楽しみながら寺をめぐり、スタンプを押していく。手前のモノクロ地図の裏がスタンプ帳。寺の説明もあるので、ガイドとしても優れものだ。
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大浜まちかどサロンでトイレを済ませ、深称寺へ。途中にあった食堂の前の張り紙に目が釘付けになってしまった。「なぬ!へきなん焼きそば!?」しかも18日に解禁になったばかりと書いてある。これは食べなくては!しかし昼までまだ間がある。必ずここへ戻ってきて、食べてみようと心に誓い、場所を脳みそにインプットした。![]()
深称寺は普通のお宅のような外観で、入るのをはばかられるほど。しかし、スタンプがほしいので「お邪魔しますぅ」と小さく声を掛け、中へ入る。スタンプ台がすぐ分かるところに置いてあったので、ペッタン!完了。
続いて曹洞宗の寺、林泉寺へ。毎週土日曜日には朝6時から座禅と作務が行われていて、誰でも無料で参加できる。大きな寺の境内を抜け、本堂へ。お参りを済ませてここでもペッタン!
歩いていて心強かったのがこの案内板。手づくり感いっぱいで迷わず街歩きが楽しめる。![]()
次は林泉寺のすぐお隣にある常行院。岡崎の大樹寺8代目住職が隠居寺として創建した浄土宗のお寺。
ここでも本堂に上がらせてもらい、お参りを済ませてペッタンコ!
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大浜街道沿いの、藤井達吉現代美術館向かいにあるのが西方寺。1233年創建。真宗大谷派の寺で明応5(1496)年に棚尾からこの地に移転した。
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大谷大学初代学長で宗教哲学者の清澤満之終焉の寺としても知られている。
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海徳寺は1462年創建の浄土宗西山深草派の寺。写真右側の山門では市内唯一の金剛力士像が寺を守っている。伊勢より渡海した阿弥陀如来坐像(重文)がご本尊。この大仏は大浜大仏と呼ばれ地元民から親しまれているとのことだ。![]()
静かな本堂でお参りしていると心が落ち着いてくる。ここでも忘れずにスタンプをペッタン!
大浜てらまちを南北に分けるように流れる堀川沿いには黒塀の蔵が並び、風情がある。![]()
有名な魚屋さんの前には、営業前にもかかわらず人だかりができていた。
続いて訪ねたのは曹洞宗の寺、宝珠寺。鎮守の稲荷、徳本稲荷がとくほんさんの愛称で親しまれている。ここでもお参り後にペタッ!ここまで周って約1時間。お昼を過ぎたのでお腹もすいてきた。さっきの食堂に戻ってへきなん焼きそばを食べよう!![]()
へきなん焼きそばは、碧南市のご当地グルメ。碧南発祥の白しょうゆで味付け、碧南産のニンジンとタマネギを材料に使用、えびせんべいを添えるという4つの定義を満たしたものだけが、へきなん焼きそばを名乗ることができる。えびせんべいはデザートとして食べてもよし、焼きそばをはさんで食べてもよい。
記者はへきなん焼きそばを出す12の店のうち、日吉軒でいただいた。店によって調理方法も盛り付けもさまざまなのだが、日吉軒のへきなん焼きそばはあんかけ。麺に具がよくからまって、冷えた体がポカポカ温まった。試しにえびせんべいで挟んで食べてみたが、えびせんべいにあんがしみて、ちょっとフニャっとなったところで食べるのがベスト!碧南産の野菜たっぷりで栄養も満点だ。
お腹もいっぱい、心も温まったところで再びスタンプラリーへ戻ろう。堀川にかかる湊橋を渡ってすぐのところにあるレトロな建物が旧大浜警察署。大正13年に建てられ、以後増築を重ねてきたものだとのこと。
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1334年創建、浄土宗鎮西派の寺、清浄院。お参りをしてペッタン!
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1339年創建の称名寺は時宗の檀林寺院。徳川家康の幼名、竹千代は、十五世一天和尚が命名したといわれている。
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信貴山真言宗の寺、観音寺(大竹観音)。入口が分かりづらかったが、意を決して「お邪魔しま~す」と声を掛け、戸を開けたところ建物の奥に本堂が。スタンプを見つけてペッタンコ!![]()
ふ~っ。昼食を挟んで約2時間。ゆっくり周ってお参りもしたので、これだけ時間がかかったが、急いで周れば時間は短縮できそうだ。
大竹観音から少し歩けばすぐに大浜漁港(右側奥に見えるのが港大浜橋)。のんびり歩きなので海を見てから帰ろう。
大浜まちかどサロンへ戻り、満願スタンプカードを提示していただいた記念品がこれ。大浜てらまち巡りの手ぬぐいだ。素朴なイラストがかわいい。スタッフの方の話によると、数日かけて周る人も多いそうだ。
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お茶を飲んでから帰ろうと、お隣の藤井達吉現代美術館のカフェへ。窓の外に見えるのは西方寺。現代と古き良き日本の文化が交錯した不思議な雰囲気の中で半日を振り返ってホッと一息ついた。
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