家族が増えて、よかっぱね!美浜のかっぱ野間太郎一家に婿が来た!!

(取材日:2011年12月10日)

 ある日、美浜町のツイッターを見た同僚から「今度の土曜日にかっぱ像の除幕式があるらしいですよ」との情報を得た記者。「なんですとー!」と驚いたと同時にある疑問が沸いてきた。
 「美浜町には既にかっぱ家族の像があるはず...。一体なぜ?」早速美浜町に問い合わせたところ「実は娘の花ちゃんがお婿さんをもらって家族が増えたんです」とのお答え。美浜町のかっぱ家族には、並々ならぬ愛着を抱いてきた記者(詳しくは6月の取材「海辺に鎮座し海の安全祈る、美浜町のかっぱ家族」で)。これは除幕式に参加しなくては!と二家族の像が並ぶ「かっぱの苑」がつくられた美浜町河和港観光センターへ駆けつけた。
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 呼ばれていないので当然記者の席はないが、除幕式はテレビ取材も含め賑々しく執り行われている。前列左端が昨年寄贈された野間太郎、ゆり子、花ちゃんの家族像に続き、花ちゃん一家の像を寄贈した野田豊秋さん・まさ枝さんご夫妻。
 野田さんは「私たち夫婦は河和の出身。育ててくれた親はもういませんが、なんらかの形で生まれ育った土地に恩返しがしたいと、河和がにぎやかだったころの思い出がたくさんあるかっぱ像を綺麗にして寄贈することにしたんです」と寄贈の理由を話す。なんでもハワイにいる時にインターネットでかっぱ像のうらぶれた姿を知り、家族なんだから一つにまとめてはどうか?と町長に親書を送ったことが家族像をつくるきっかけになったとのこと。

 美浜町の活性化を目指し活動する「かっぱの家族」メンバー(後列)と、知多娘の美浜恋、武豊乙姫さんらとも記念写真。
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 かっぱの苑全体像はこんな感じ。左側の像が昨年寄贈された野間太郎、ゆり子、花ちゃんの家族像。右側にあるのが今回新しくつくられた花ちゃん一家の像だ。
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 詳しくご説明しよう。
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 「え~、ただいまご紹介にあずかりました婿かっぱです」とでも言いたげな、花ちゃんのお婿さんの河太郎(こうたろう)。
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 背中の甲羅には「花ちゃんの婿 河太郎かっぱと申します」の文字が。右手には知多半島近海の名物、トラフグをガッシリとつかんでいる。
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 そしてこちらは花ちゃんと河太郎の子供たち。浜子(左)と美男(よしお)。見る者に何かを訴えかけてくるように思えるのは私だけ?
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 こちらも名物のタコが配されているのは、寄贈者野田さんご夫妻の「かっぱの苑」への想いが記されたオブジェ。
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 ちなみに河太郎、美男、浜子の名前は公募で決定した。像の左右には、かっぱの苑の由来と美浜のかっぱ伝説碑が置かれている。
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 このかっぱ伝説碑が泣ける。村の日照り解消のため浜でひっそりと雨乞いをしていたかっぱ親子の姿に驚いた村の子供が腰を抜かして川に落ち、それを助けたかっぱの和ちゃん(男の子)は力尽きて川の流れに乗り海に消えてしまった。助けられた子供に話を聞いた村人たちが和ちゃんを探そうと浜に集まるようになったその浜はやがてかっぱ浜と呼ばれ、村人たちがかっぱ親子に感謝の気持ちを込めて集まる場となったとさ、というもの。しかもこの話には後日談があり、花ちゃんが抱いている鯛に関係している。実はこの鯛、波にのまれた和ちゃんかっぱが隣村の沖の彼方にある竜宮城にたどり着き、そこで看病されて元気を取り戻したということを竜宮城から知らせに来てくれた鯛だという。喜んだ村人たちはその後もかっぱ浜に集い和を広げたという。めでたしめでたし。
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 そんな伝説に感動していたら「かっぱの家族」メンバーの方が除幕式のお土産をくださった。美浜町特産品のかっぱ最中と、みはまかっぱ麺(うどん)だ。うどんは25センチほどの長さで島田髷のように折り返しているのが特徴。美浜の塩など原料を厳選してつくられている。
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 かっぱ最中は国産小豆のこしあんとパリパリ皮の風味がマッチした見た目もかわいい一品。
 お土産をもらって小躍りしていた記者。美浜町職員の方から「実は最近、野間太郎を塗り替えて、よりかっぱらしくなりました」との情報が。再び「なんですとー!」状態になった記者は、急きょ野間へ行くことに。その前にまずは腹ごしらえだ!と河和駅近くの金毘羅製麺へ向かった。
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 写真がおいしそうだったので健美トンとん(土日限定40食)を注文した。これは10月に行われた第2回美浜町ご当地グルメコンテストでグランプリを受賞したメニュー。トロトロの豚の角煮と温泉卵と、こしのある細麺うどんと出汁のきいたタレが絶妙で、思い出しただけでもよだれが出てくるほどおいしかった。
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 さぁ、腹ごしらえも完了!野間海岸へ野間太郎を見に行くぞ。
 その前におさらい。今年6月、野間太郎父ちゃんはこんな姿だった。
〈Before〉
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そして現在は...。
〈After〉
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 緑色になっている~!美浜町職員の方がおっしゃっていた「よりかっぱらしい」とは、この色のことだったのか。なるほど。おまけに肌艶も良くなった気がする。おじいちゃんになったとはいえ、まだまだ野間の海岸を守り続ける使命は終わらない。枯れてなんぞいられない!というところか。太郎の力強い姿を見上げつつ「若返って、よかっぱね」と、ここでもつぶやいてしまった記者だった。


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コメント

Author Profile Page ハシモト から美浜町ふるさと大使 野田豊秋への返信 | 2011年12月19日 09:41 | 返信
こちらこそお忙しい中、取材に応じていただきありがとうございました。除幕式では野田さんの故郷への思いをひしひしと感じ、一層、かわいいかっぱファミリーがいる美浜町のファンになりました。お体にお気をつけて、これからも美浜町の魅力をどんどん発信してくださいませ!

美浜町ふるさと大使 野田豊秋 | 2011年12月17日 16:01 | 返信
「かっぱの苑」除幕式の取材ありがとうございました。
当日の詳しい記事を、うれしく拝見しました。
これからは「美浜町ふるさと大使」として、
美浜町を外から眺めて、美浜町のPRにつとめたいと思っております。
今後ともご指導とご鞭撻を賜わりたく、
よろしくお願い申しあげます。

Author Profile Page ハシモト から荒井勝彦への返信 | 2011年12月16日 12:03 | 返信
荒井さん、コメントありがとうございます。取材当日もお世話になりありがとうございました。美浜町はおいしいものがたくさんありますね!美浜塩焼きそばも機会があればぜひ食べてみたいです!そして大好きなかっぱの家族をもっとたくさんの人に知ってもらいたい、と私も思っています。

荒井勝彦 | 2011年12月16日 10:42 | 返信
 ハシモトさん、その節は取材にお越しいただきありがとうございました。まちづくりグループかっぱの家族、広報の荒井です。私たちは手当たり次第色々な活動をしています。座右の銘は“ダメモト”の精神です。とにかく思いついたらやってみる、だめで元々、何とかなれば儲けものです。
 ハシモトさんが昼食に頂いたメニューは、今年の美浜町B級グルメコンテストのグランプリ作品なんですが、我がチームの美浜みそ焼きそばも特別賞を獲得したんですよ。昨年は美浜塩焼きそばで準グランプリを獲得しています。並み居るプロを差し置いての獲得は、素人集団の我々としては上出来でした。目指すは“金”のみ。
 かっぱの苑を起爆剤として、美浜のかっぱめぐりマップの作成も進めています。お役所嫌いの私ですが、短い導火線を少々継ぎ足して地道に活動していこうと思っています。今後ともよろしくお願いします。

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