日間賀島でイルカと癒しの触れ合い体験

(取材日:2011年7月15日)

 イルカに触りたい~!と願い続けてウン十年。水族館などのイベントでは子供対象だったり先着の人数制限があったり...。なかなかイルカに触る機会に恵まれなかった記者だったが、ついにイルカに触れるチャンスがめぐってきた。それは日間賀島の「夏休みイルカプログラム」。
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 日間賀島には毎年5月半ばから8月いっぱい、南知多ビーチランドから2頭のイルカが"出張"してきて、自然の海の中で触れ合うことができるのだ。河和港から高速船で約20分。あっという間に日間賀島に到着した。
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 イルカが夏の間、日間賀島にやってくるようになったのは15年前から。今年は5月11日に日間賀島にやってきた。しかし島にやってきてすぐに人と仲良くできるわけではないと飼育担当の武沢幸雄さんが教えてくれた。
 「水族館のプールに慣れたイルカが刺激の多い自然の海に来ると、慣れるには2ヵ月くらいかかります。でも新しい刺激を受けることはイルカの生活を豊かにすることにもつながるんですよ」と武沢さん。イルカが人や舟に慣れるためのトレーニングを毎日欠かさないことはもちろん、島の人たちが協力してイルカが棲むために適した環境を整えてくださっているとのこと。
 「毎朝、地元の方たちが浜の掃除をしてくださいます。イルカが生きるのに適した環境というのはすなわち人にも適した環境ということですから、イルカと触れ合うことで海の環境のことも考えてもらえればと思います」と武沢さん。

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 日間賀島でできるイルカとの触れ合い体験は3種類。海の中でイルカを体感できる「ふれあいビーチ体験」(事前予約制、5歳以上、2000円)、イルカを間近に見られる「イルカウォッチング」(当日受付、3歳以上、300円)、イルカに触れる「イルカタッチ」(当日受付、5歳以上、1000円)。記者はもちろんイルカに触れる「イルカタッチ」に参加することにした。
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 写真の左側の堤防側にあるのがイルカのいけす。参加者はいけすに行く前、イルカの基礎知識を学んで、注意事項を聞く。
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 「イルカに触るときは、手をパーの形にして優しく触ってくださいね」と武沢さん。エサをあげることもできるので手を消毒してから、いけすに向かう。
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 いけすに向かうフロートの上は揺れるので、ハイヒールやミュールはやめておこう。
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 わ~!イルカちゃんだ!2頭が仲良く泳いでいる!
イルカの姿が見えた途端、あちこちから「かわいい~!」と声が上がる。記者もうれしくて、ついイルカに向かって手を振ってしまった。
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 今年、日間賀島にやってきたのは2頭のイルカ、リア(推定5歳)とピース(推定6歳)。ちょっと黒色っぽいのがピースで、色白でおとなしいのがリア。2頭ともハンドウイルカのメスだ。今年、初めて日間賀島にやってきた。
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 「こんにちは~」と皆さんにごあいさつ。
ウギーッ!なんという愛らしさ。見習いたい(無理だけど)。
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 今回は10名ほどの参加者がいたので、2グループに分かれて1頭ずつのイルカと触れ合うことに。
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 それぞれにトレーナーの方が担当し、イルカに指示を出してくれる。
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 まずは皆と、はじめましての握手(握ヒレ?)。
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 そして体にタッチ。触りやすいように水面ギリギリを泳いでくれるリアとピース。ありがとう!
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 記者も握手とタッチをさせてもらった。ヒレは固かったが体は少し弾力があってツルツル!表面は濡らしたゴムみたいだが、中身がいっぱいつまった感覚がする。心なしか温かく感じたのは気のせいだろうか?

 プログラムの最初に、消毒液で手を消毒してあるので、エサ(アジやサンマ)をあげることもできる。エサをあげるときは尾びれを持って頭から、との注意事項を守りリアとピースにエサをあげる参加者の皆さん。
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 「耳たぶは泳ぐのに邪魔なので退化してしまいましたが、ここが耳です」と松田好生さん。松田さんと武沢さんの合図で、右を向いたり左を見たり、仰向けになったりギーギーと声も出してくれるリアとピース。
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 ここがお尻の穴。体調管理のため、毎日ここから体温計を入れて体温を測っているのだそう。説明の間、仰向けに浮かんでいるピースがなんだか健気に思えてくる。
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 記者はイルカのお腹をこんなにじっくり見たのは初めて。お尻とおっぱいがすぐ近くにあることを知って驚いた。
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 イルカたちはバイバーイと手ならぬヒレを振ってくれた後もジャンプしてくれたり、参加者の前を行ったり来たりして愛嬌を振りまいてくれる。そんなイルカたちともっと一緒にいたい!という思いを抱きながら、後ろ髪をひかれる思いでいけすを後にする記者。なんだか無垢な心と交感できたような気がしてとても癒された。
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 イルカタッチの後は、7月21日にスタートするふれあいビーチ体験のトレーニングを見せてもらった。イルカが浅瀬にやってきて、海の中で触れ合うプログラムだ。
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 いけすを出るとイルカも喜ぶのかと思いきや、警戒して最初はなかなかいけすから出ようとしなかったとのこと。こうやって少しずつ少しずつ新しい環境と人に慣れさせることが必要なのだそうだ。
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 「夏休みイルカプログラム」のスケジュールは、ふれあいビーチ体験-10:00、12:00、14:00、16:00。イルカウォッチング-9:00~16:00。 イルカタッチ-9:00、11:00、13:00、15:00のタイムスケジュールで行われる。※悪天候やイルカの状態などにより実施場所の変更、または中止もあり。

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