厄除け、商売繁盛、そして縁結び。名古屋の隠れパワースポット「洲崎神社」

(取材日:2011年1月6日)

◆探るほどに深い!洲崎神社の歴史とご由緒
日夜、縁結びパワースポット探しに励むマツモト。探すと案外ありますよ~。愛知県内だけでも。メジャーどころもいいけれど、隠れた観光名所も積極的にご紹介していきたい――。それも、『LET'S GO!あいち』の使命です。というわけで、今回お邪魔したのは、名古屋市中区にある、知る人ぞ知るパワースポット、洲崎神社
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場所は若宮大通沿い、新洲崎ジャンクションの近く。林立するオフィスビルやマンションの間にひっそり鎮座する神社で、タクシーの運転手さんでもときどき見過ごしてしまうことがあるんだそう。ただ、今でこそこの規模ですが、名古屋城が築城される前までは名古屋市中区栄1丁目全体が洲崎神社の社地でした(名古屋城築城後は堀川が掘削され、武家屋敷の集まるエリアに転用)。

かつては江戸尾張十社の総社的立場にあり、皇室や公家、徳川家からの奉納も多かったという洲崎神社。享保17年(1732年)からは、名古屋の繁栄を願う藩主・宗春の意向で、船祭が行われるようになりました。奉納神輿とお供の船が洲崎神社まで堀川を下り、夜には武家の軒先や巻わら船に提灯をともす幻想的な風景を求め、多くの観光客で賑わったと言います。この『洲崎の天王祭』と、『東照宮時代祭』は、江戸時代二大祭と称されるほどの祭だったのだそう。残念ながら戦時中に奉納品の神輿は焼失し、祭も途絶えてしまいましたが、約20年ほど前から7月の第3土曜日・日曜日に『提灯祭』を開催。境内に約1000個の提灯をともし、復活の試みがなされています(画像提供:洲崎神社)。
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そもそも太古の昔、この神社周辺は海でした。洲崎神社の創建は貞観年間(859~877年)と言われていますが、岬にあたる部分にすでに石神を祀るお宮があり、当時からこのエリアは洲崎と呼ばれていたのだそうです。平安時代初期、石神の導きによって素戔鳴尊(スサノオノミコト)が奉斎され、明治45年に洲崎神社と石神神社とが合祀。現在の洲崎神社が誕生しました。

石神はおそらく縄文時代から祀られており、洲崎神社は縄文から平安、江戸に至るまでの文化財を保存。残念ながら文化財は一般公開されませんが、かわりにぜひとも注目してほしいのが、洲崎神社ならではの授与品。『五色鈴』と『猿曳きの絵馬』です。

五色鈴』は、境内北側にあるご神木の銀杏の実をかたどったもの。歴史ある手づくりの土鈴で、郷土玩具収集家にも人気の一品です。慶長年間に疫病が流行った際、当時の人々はこれを玄関先に下げて厄除け祈願をしていたのだそう。素焼きの土鈴に神職の方が手塗りで彩色をしています。
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もう1つが、『猿曳きの絵馬』。こちらも江戸時代からの図柄を引き継いだもので、白馬を猿が導いているというユニークな絵馬。白馬=神の使い、猿=みちひらきの神様・猿田彦命を表しており、神様のところに連れて行ってくれる姿を描いています。
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なんと、こちらも代々の神職が手描きされているという一点モノ! なので、よーく見ると、みんな表情や色合いが違うんですよ。授与所の脇にある見本と比較しても、ほらこのとおり。
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縁起物でありながら、郷土玩具としてお土産に購入していく人が多いというのもうなずけます。

◆洲崎神社で得られるご利益とは?
洲崎神社のご祭神は厄災や病を除く素戔鳴尊(スサノオノミコト)。そして彼の妻にあたる稲田姫命(イナダヒメノミコト)、五男三女神。相殿として祭られる石神のご祭神は、霊剣で災いを断ち斬る布都御魂(フツミタマ)と、道祖神。道祖神とは、物事をよい方向へと導く神様・猿田彦命(サルタヒコノミコト)のことで、その妻・技芸と縁結びの神様である天鈿女命(アメノウズメノミコト)も、一緒に祀られています。よって、洲崎神社は、おもに「厄除け」「無病息災」「縁結び」にご利益がある神社ということなんですね。
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しかし、じつはご神徳はそれだけではありません。本殿の向かって右手には白龍龍寿大神が祀られています。こちらは、「商売繁盛」「家内隆昌」「社運向上」にご利益あり。金運・仕事運アップを狙う方は、本殿の後、こちらにも参拝しておきましょう。
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ちなみにこの白龍龍寿大神拝殿の後ろに、五色鈴のところでご紹介したご神木の銀杏があります(現在は冬のため葉が落ちてしまっていますが...)。
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ほか、ちょっと珍しいのが"12支まいり"もできること。境内をよく見ると、干支がすべて揃って点在してる!!
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「本殿とあわせて、ぜひご自分と周囲の方々の干支の前で参拝し、みなさんの幸せを願ってみてはいかがでしょう」とおっしゃるのは、権禰宜の浅井さん。気になる干支がどこにいるか?はぜひ境内で探してみてください。ちなみに今年の干支・うさぎは、正面の鳥居をくぐって左手、丑(ウシ)、子(ネズミ)などと同じお社に鎮座していますよ。
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◆縁結びのご神徳を正しく得るには...
というわけで、洲崎神社にはさまざまな神様がいらっしゃいます。しっかりご利益を授かるには、まず本殿に参拝、その後干支まいり、最後に目的別に、摂社・末社にも参拝......という順序でどうぞ。

さて、今回のマツモトの狙いは「縁結び」。縁結び祈願をするには、まず本殿に参拝し、次に石神様(石神鳥居くぐり)、最後に道祖神の順番でどうぞ。真剣度が高い方には『縁結びの輪』(500円)を入手のうえ、参拝すると、より効果を期待できそうです。
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「縁結びというと恋愛成就のイメージが強いと思いますが、本来縁結びとは、男女の縁だけではなく、家族や同僚など、さまざまなシーンにおいて人と人との縁をとりもつもの。よいご縁を望む方はどなたでも臆せず参拝なさってください」(権禰宜・浅井さん)。

縁結びに関する授与品も各種ありますが、最近では家族の絆を深めたいといった目的で『絆のお守』(500円)を購入する人も増えているのだそうです。
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では、気合を入れて縁結び祈願をば。本殿参拝後、運結びの輪についている紙の裏に自分の名前を書き(お相手のいる方は、右に男性の名前、左に女性の名前を記入)、石神様のもとへ向かいます。
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写真の下のほうに小さな赤い鳥居が見えると思いますが、下は太鼓橋。まずはここを腹ばいになってくぐり、諸々の罪穢れを祓います。潜り抜けると石神様のもとにたどり着くので、ここで先ほどの縁結びの輪とともに、良縁祈願。

その後「えんむすびの神」の看板がある道祖神の元に向かい、こちらでも参拝します。
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ご神体の左側に五色の布がついた道祖串があるので、ここに自分の縁結びの輪をくくりつけて完了。どうか良縁に恵まれますように!
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道祖神の脇に『縁結びみくじ』(200円)を発見してしまいました。よく見ると女の子の着物の柄がみんな違っていて、カワイイ~! これは引くしかない。透明なボックスに入っているので、好きな柄を選べます。マツモトが引いたのは、コレ。
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気になる結果は、小吉。しかし、恋の歌に注目してください。「情熱の愛・愛・愛!! 尽きせない恋の灯かかげて行こう」。熱いです!(笑) マツモト、やたら励まされてる。
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なんと参拝後、1か月もしないうちに「良縁を授かりました!」とお礼にいらっしゃる人もいるとのこと。素敵なエピソードに、期待が膨らみます。どうか今年こそ『LET'S GO!あいち』で幸せ報告ができますように!!

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