(取材日2010年8月21日)
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8月21日、名古屋は青空。
都市とアートが響き合う国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」が開幕する日です。
「あいちトリエンナーレ2010」は新しいアートの動向を愛知から世界へと発信する国際芸術祭。
第1回となる今回は「都市の祝祭 Art and Cities」をテーマに国内外131組のアーティスト・団体が参加します。
作品の多くは新作、または日本初演。
美術館や劇場のみならず街の中でも多くの展示・パフォーマンスが予定されていて、都市が丸ごとアート空間になる72日間です。
当ブログでも昨年から「あいちトリエンナーレが待ちきれない!」で10回に渡り、取材を続けてきましたが、ついについに、本展となりました。
主な会場は「愛知芸術文化センター」「名古屋市美術館」「長者町会場」「納屋橋会場」の四つ。
その他、期間中は名古屋城、オアシス21など様々な場所で開催されます。
開幕初日を全力リポートします!
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まず最初に向かったのは愛知芸術文化センター(以下芸文センター)。
早速、入場したいところですが、その前にセンターの前にあるオアシス21の展示を見ます。
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作品が展示されているのは水を張ったガラス屋根「水の宇宙船」の水面。
ここには草間彌生さんの作品があります。
ピンク地に黒の水玉模様でデザインされたひょうたん型の浮島が、太陽の日差しを浴びてぷかぷかと浮いております。
奥に見えるのはテレビ塔です。
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水面を覗き込むと、はるか下を歩く人の姿が見えます。
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作品は浮島だけではありません。
水面の中には大きさの違うカーブミラーが沈んでいます。
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ミラーに映る名古屋の澄んだ空。テレビ塔も逆さに映っています。
水面が揺れると、ミラーの中の空も揺れ動き、奥では浮島がゆっくりと動きます。
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芸文センター1階入り口には、草間さんがデザインした「水玉プリウス」が展示されています。
他の4台は街の中を走っているので、じっくり見るならここでしょう。
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ちなみに地下鉄経由で地下2階から芸文センターに入場した人は、日中韓出身3人からなるアーティストユニット西京人の人形劇に出会えるかもしれません。
ユーモラスな人形がファンタジックでスリリングな独特の物語をつむぎます。
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10階「愛知県美術館」前に着きました。
でも、まだ入るわけにはいきません。
見落としようのない巨大な作品があるのです。
屋上庭園から館内に入り、吹き抜けを利用して下の階まで伸びています。
松井紫朗さんの作品です。
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ついに愛知県美術館内に入りました。
草間さんの作品「真夜中に咲く花」が展示されています。
皆さん、ここで記念撮影をしていました。
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館内の展示スペースに入りましょう。
まだ午前中ですが、かなりの数の来場者です。
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来場者の様子を見ていると、普段の展覧会以上にパンフレットや作品を解説するプレートをじっくり読んでから鑑賞する人が多い気がします。
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皆さんが見ているのは中国出身のツァイ・グオチャンさんの作品制作風景。
名古屋芸術大学の体育館で、火薬を爆発させて絵画を描きました。
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制作風景を見た後、じっくり作品を観察します。
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中国出身のジャン・ホァンさんの作品「ヒーローNo.2」。
鉄、木、ポリスチレン、そして牛の皮で作られています。
大きさに圧倒されますが、巨木が朽ちていくような悠久の時間も感じます。
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バングラデシュ出身のフィロズ・マハムドさんの作品。
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飛行機の表面を覆っているのは豆などの穀物です。
紹介したいものは多々ありますが、今日は全ての会場に行くつもりです。
8階のギャラリーに行ってみましょう。
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10階から8階へエスカレーターで降りると、キッズトリエンナーレの看板。
子どもたちが自由に創作したり、アーティストと一緒に作品を作ったりできる「デンスタジオ」があります。
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入場およびプログラムの参加は無料。
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楽しく創作する子どもたち。
現代アートにインスピレーションを受けたのか、お父さんたちも熱中しています。
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8階の展示を見てみましょう。
インド出身のヘマ・ウパディヤイさんの作品。
タイトルは「左を思え、右を思え、下を思え、狭さを思え」。
その通りに思いながら通過してみる。
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幻想的な宮永愛子さんの作品。
上から光が差し込んでいるように見えますが、これは光ではありません。
間近で御覧になってください。
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8階で多くの観客を集めていたラ・リボットのパフォーミング・アーツ「Laughing Hole」。
パフォーマー達が笑い続けながら、刺激的な言葉が書かれたダンボールを貼り付け、壁を埋めていきます。
昼12時から午後6時までの長時間に渡るパフォーマンス。
記者は最初の30分しか見ていませんが、それでも「凄かった」の一言です。
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小ホールのオープニングを飾るのは、演出家平田オリザさんと大阪大学・石黒浩研究室が送る人間とロボットの共演「森の奥」。
複数のロボットと人間が演じる世界大注目の舞台です。
写真は8月19日の夜に、通し稽古を撮影させていただいたものです。
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白川公園に移動。
晴天が続いています。
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名古屋市美術館に到着です。
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入り口前の赤いハンモックはメキシコ出身のエクトール・サモラさんのインスタレーション。
「ここで寝てみたい」と言っている人もいました。
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展示室に入ると韓国出身のオー・インファンさんの作品があります。
お香の粉で砂絵のように描いたインスタレーションです。
お香が燃えていくにつれて文字が浮かび上がってきます。
風でも起こせば粉が動いてしまう繊細な作品です。
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1階から2階に伸びているのは、塩田千春さんの作品「不在との対話」。
巨大な白いドレスに無数の赤いチューブが絡んだ美しいインスタレーションです。
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2階からも鑑賞。
チューブには血管のように赤い水が流れています。
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オーストリアで活動するアーティスト集団ジェラティンのインスタレーション。
お椀の中には金属の箔片。
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レバーを倒すと舞い上がった箔片が飛び散り、美しく輝きました。
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地下1階展示されている島袋道浩さんのインスタレーションは、知多郡南知多町の篠島の漁村に密着して制作されました。
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これが何だか分かるでしょうか。
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何と島袋さんが篠島で会った一番身体の大きな方に協力いただいて作った日光写真なのです。
ユーモラスだけどスペクタクルな作品に驚かされます。
名古屋市美術館のすぐ近く。二葉ビルには東京都出身の梅田哲也さんの作品があります。
タイヤの振り子や水のしたたるタオルで部屋全体の様々な仕掛けが動き出します。
こちらも見逃さずチェックしてください。
さあ、次は納屋橋、長者町会場です。
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