(取材日:2010年6月1日)
◆臨時バスに揺られて、「形原温泉あじさいの里」へ
もうすぐ梅雨シーズン到来ですね。梅雨と聞くだけで、気持ちまでジメジメしてきちゃいますが、この時期だからこそ楽しめることだってたくさんあるのです。その代表選手が、あじさいの花。愛知県にもあじさいの名所はたくさんありますが、「あじさいまつり」が始まった形原温泉・あじさいの里に出かけてみることにしました。毎年10万人もの観光客が訪れるという、県内でも屈指の名所です。
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マツモトが出かけたのは、あじさいまつり初日の6月1日(火)。事前に電話で咲き具合を確認すると、「早咲きは5割開花、全体的には2割程度ですね。見ごろは6月10日頃からでしょう」とのことでした。ピークはこれからだけど、一足お先に今年のあじさいに会いに行っちゃいます。
あじさいまつりは6月30日(水)まで開催され、期間中は毎日、JR蒲郡駅から臨時バス(片道380円)が運行しています。マツモトもさっそくこのバスに乗って会場へ。バスに揺られること約15分。「形原温泉前」停に到着です。
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◆ところで「あじさいの里」ならではの魅力とは?
マツモトは、この地にあじさいを見に来るのは初めてのこと。ただ漫然と歩くのはもったいない気がして、ポイントを伺うべく、正面ゲート横の形原観光協会さんにお邪魔してみました。こんにちはー! アドバイス、よろしくお願いします!!
「園内には約5万株・120種類以上のあじさいが咲きます。早咲きから遅咲き、色、品種、さまざまなあじさいをミックスして植栽してあるので、いつ来ていただいてもその時々の表情を楽しんでいただけると思います。土手の傾斜を活用したつくりになっているため起伏が多く、ご年配の方にはちょっと歩くのが辛いかもしれませんが、平坦ではないからこそ望める風景が、ここにはあります。いろんな角度から、ぜひゆっくりと味わってほしいですね」とおっしゃるのは、形原観光協会・専務理事の豊田善次さん。
さっそく中を案内していただきます。電話で伺っていたとおり、咲き具合は、全体的にはまだこれから、といったところ。今年は花の成長時に気温が下がり、全体的に花は小さめとのことですが、ところどころにしっかり色づいたあじさいもありますし、十分キレイ!です。
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ちなみに満開になるとこんな見事な風景が広がっちゃうんですよ。......絶景!(画像提供:形原観光協会)
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あじさいの里のすぐ近くには、三ヶ根山スカイラインのあじさいロードがあります。形原エリアの活性化を考えたときに「あじさいロードにつながる観光拠点をつくってはどうか?」とのアイデアのもと、誕生したのがこの『形原温泉あじさいの里』。昭和62年からあじさいの植栽・育成を始め、平成元年にオープンしました。今も大々的なPRはしていないそうですが、オープン当初、あじさいの植栽を安城農林高校の生徒たちが手伝ったことなどがテレビ放映され、お客さんが殺到。以来、じわじわと口コミで広がり、今では東海地方でも屈指のあじさいスポットとして定着しています。
「最初の頃はトイレなどの設備もちゃんと整っていませんでねえ...。なのにお客様はどんどんやってくるわで大変でした。当初は入場無料で、手入れもボランティア主体でやっていたんですが、これだけのあじさいを管理していくにはどうにも限界がある。市にお願いして環境整備する一方、平成8年から管理協力費300円を入場料としていただき、今では専門のスタッフ7人で管理しています。この遊歩道の階段も、今年できたものなんですよ。こうやって、今なお改善を重ねている状態です。1年1年が勝負ですわ」と笑う豊田さん。
これが、今年新しく整備された遊歩道の階段。あじさいを両サイドに見ながら歩くことができます。
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こうした陰ながらの努力もあってか、同じくあじさいの名所で知られる鎌倉からの観光客が「鎌倉以上だ」と絶賛したというエピソードも。
それではさっそく、豊田さんにうかがった見どころポイントをご紹介していきましょう。
◆園内の見どころポイントはココ!
まずは補蛇ヶ池西側の遊歩道で開催されている『日本のあじさい展』コーナー。ここには国際園芸博覧会で1等賞を受賞した作品をはじめ、珍しいあじさい数十種類が展示されています。「ええっ、これもあじさいなの!?」「こんなの初めて見た!」と、いちいち足が止まってしまいます。このゾーンだけでも、見ごたえ十分。「おたふく」「ピーチ姫」など、ネーミングもおもしろいです。
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まだ咲いていなかったですが、これは「屋久島ツルアジサイ」。渋くないですか?
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マツモトのお気に入りは、このあじさいです。「ジューンブライド」(写真上)と「コサージュ」(写真下)。華やかでカワイイでしょ!
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その先にある庭園風に整備された『あじさいガーデン』は、絶好の記念撮影スポットになりそう。
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ここから坂を上りきったところに『チャレンジの鐘』があります。この鐘は、世界最高峰のヨットレース「アメリカズ・カップ」出場に向けて、蒲郡の竹島埠頭で練習を重ねてきたニッポン・チャレンジチームが、出港する際に勝利を願って鳴らしたもの。叶えたい夢がある人は、ぜひこの鐘を鳴らしましょう! ここは、園内でももっとも見晴らしのいいポイント。爽やかな風に吹かれながら眺める三河湾の風景は、とっても気持ちいいですよ。
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あじさいまつり期間中、夜間(日没~21:30まで)はライトアップされるので、宿泊して温泉を楽しみつつ、しっとりと夜あじさい(?)を楽しむのもオトナなかんじで素敵...。(画像提供:形原観光協会)
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夜にはもう1つのお楽しみがあります。園の東側に昨年できた『ほたるの宿』です。
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ここは防砂ダム下流の水をせき止めて作ったゲンジボタルの育成エリアで、昨年、ゲンジボタルの幼400匹が放流されました。昨年に続き、今年もすでに20~30匹ほどのホタルが舞っているのだそう。見ごろは夜8時以降だそうですので、夜お出かけの方は、ホタル&あじさいライトアップ、ぜひ両方お楽しみくださいね。
◆ランチは? 日帰り温泉は? 気になる周辺情報もチェック
観光写真コンテストや俳句会のほか、ミニライブ(金・土・日に開催)もあります。詳細はコチラでご確認ください。
このあじさいの里があるのは、形原温泉。せっかく温泉地にやってきたのなら、温泉に入りたい!という方もいらっしゃるはず。このあたりには、日帰り温泉が楽しめるところもあるんでしょうか?
「あじさいまつり開催期間に限り、『鈴岡』と『山田館』という2つの旅館で、昼食とお風呂がセットになったプランがありますので、日帰り温泉も楽しめますよ。ただし、宿泊客でいっぱいのときなどは対応できないこともありますので、できるだけ事前に電話確認したほうが無難です」と、形原温泉協会さん。
ちなみに日帰りのセットプランは、ご予算3000~5250円程度。ふだんは宿泊客しか入れない温泉に入れるチャンスもある――。この時期ならではの特典です。
園内に売店やお抹茶をいただける場所はありますが、食堂はありません。ランチスポットは園の周辺にいくつかありますが、ピーク時には周辺道路を含め混雑するようですので、そのあたりご注意くださいね。お抹茶コーナーは、正面ゲート近く、あじさいばしの横にあります。満開になれば、ここから眺めるあじさいも見事でしょうね~。
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あじさいの花言葉は「移り気」「高慢」「自信家」「無情」「冷淡」......。色が刻々と変化していく様が女性の心変わりに似ていることに由来しているそうですが、フランスでは「元気な女性」、青に限っては「辛抱強い愛情」という意味も持つそうです。日本の花言葉はなんだかマイナス思考ですが、あじさいは見ていて飽きない、とってもチャーミングな花。マツモトはここにお邪魔して初めて、こんなに種類があることを知りました。みなさんもぜひ、この機会にあじさいの魅力を再発見してくださいね。
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やす | 2011年3月 3日 06:41 | 返信
とても、有名なところなので、機会があれば是非行きたいです
マツモト
から県庁の★(クロボシ)への返信
| 2010年6月10日 10:34
| 返信
形原温泉の紫陽花は、ちょうどこれからが見ごろのようです。三ヶ根山スカイラインにも7万株の紫陽花が植栽されているそうですから、ドライブで両方楽しめたらさらにすてきでしょうね。紫陽花は日本原産であること、土壌のpHによって色が変わること――。紫陽花についてのウンチクは今回の取材を通していろいろ知ったばかりです。
色については開花日数等、pHはもちろん、ほかの条件も重なって決まってくるようですね。一番衝撃だったのは、花だと思っていた部分はじつはそうではなく、ガクだったということ。紫陽花は奥が深いです…。
どうぞお気をつけてお出かけください。
県庁の★(クロボシ) | 2010年6月10日 01:54 | 返信
紫陽花は、原産国は日本らしいですね。
元は、ガクアジサイで、品種改良して、色んな紫陽花になったとか。
紫陽花が西洋に伝わったのも、あのシーボルト氏が、女性の名前から命名したとか言われてますよね。
梅雨時のジメジメした季節になりますが、何か紫陽花は、雨に合いますよね。
私も、自分の庭に紫陽花を植えてますが、植えてから気付いたのですが、紫陽花は土壌の酸性・アルカリ性によって、花の色が変わるんですね。
マツモトさん、知ってました?
ジメジメした梅雨時の紫陽花は、日本人の心が癒される感じがします。
何とか、6月中には、形原温泉の紫陽花を見に行きたいと思ってます。