(取材日:2010年5月21日)
◆鎧兜でコスプレ体験!「大口町歴史民俗資料館」
『大口町歴史民俗資料館』は、健康文化センターの3Fにあります。エレベーターの扉が開くと目の前に入口がありますが、その手前で、大きなカゴや荷物を載せた大八車がお出迎え。
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近づくと「大八車を引いてみよう!」の案内板が。そう、これ、実際に自分で引いてみることができるんです。
「常設展示のような形にすると、1回見たら終わりになってしまって、また足を運んでもらうことが難しい。なので、ここはできる限り"さわれる資料館"にしています。ここが子どもの遊び場になったり、小学校の授業で、どんどん活用してもらえる場所になったらうれしいですね。企画展は年4回開催していまして、そちらのコンセプトは"家族で楽しめること"と"カワイイ"ことです」
と、おっしゃるのは、今回の取材で、大口町の歴史や文化財について総合的にナビゲートしてくださった学芸員の木浪浩行さん。残念ながらお写真はNGでしたが、時折冗談を交えながら親切丁寧に対応してくださるフランクなお人柄。小学生の頃に遊びに来ていた子が、大きくなった今でもときどき木浪さんを訪ねてやってくるというエピソードにも「なるほど」と頷けます。
現在、同資料館では、春の企画展『端午の節句』展を開催中です(6月6日まで)。暦上の端午の節句は終わっていますが、マツモトはあえてこれを紹介したかった。なぜならば、ここで鎧兜や陣羽織を着て写真撮影ができる!から。
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せっかくなので、マツモトももちろん着てみましたー。
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わーい、コスプレ体験(笑)。でも若干、武士としての気合が抜けて写っておりますな。じつはこちら、入館料も体験料も、いずれも無料。子どもはもちろん、大人でも男女問わず体験OK!なので、みなさんも臆せずチャレンジしてみてくださいね(カメラは要持参)。
この大口町歴史民俗資料館では、鎧兜・陣羽織だけでなく、ひなまつりの時期には、同様に十二単体験も毎年行っているんだそう。知らなかった......また行かなきゃ。ちなみに次回、7月中旬からは、夏の企画展『恐竜絵画大図鑑』(仮題)を開催予定です。
企画展だけでなく、常設展示室にもたくさん工夫がありました。たとえば、昔の農家を再現したこのお部屋。実際に靴を脱いで上がって箪笥の中を開けたり、道具に触ったりすることができるんです。箪笥の中には着物、牛乳受けの中にはちゃんとレトロな牛乳瓶が入っていたりして、隠れた場所にも楽しい仕掛けがいっぱい。
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前編でお邪魔した長松寺の「汗かき地蔵」、徳林寺の「山姥物語」など、大口町に伝わる昔話も、この農家の縁側に座って見ることができます。
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でもって、普通の資料館ではこうしてガラス越しに眺めるだけの火縄銃も......おっとここから先は、現地でのお楽しみ! 子どもだけじゃなく、大人でもきっとテンションが上がりますよ~。
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そして、大口町健康文化センターの向かいには、大口町歴史民俗資料館の別館『大口町文化財収蔵庫』があり、希望すれば、中を見せていただくことができます。
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中には農具、民具をはじめ、蓄音機や人形まで、この地域から集まってきたレトログッズが満載。展示用に整理はしていないとのことですが、こちらも見ごたえ十分でした。
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◆最後の寄り道スポット、小口城址公園へ
大口町歴史民俗資料館から再び五条川沿いの尾北自然歩道へ戻り、北上再開すること約20分。今度は西側の住宅街へ寄り道。めざしたのは『小口城址公園』です。
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小口城は、かつて箭筈城(やはずじょう)とも呼ばれていた城で、長禄3年(1459年)に織田広近が築城したと言われています。織田氏の尾張経営において、岩倉城、犬山城などと並んで重要な軍事拠点になっていた場所ですが、時は流れ、約100年後には織田信長の軍によって攻め落とされ、廃城となってしまいました。小牧・長久手の戦いの際には、豊臣秀吉がここを一時的な前線基地として利用していたこともあったようです。
発掘調査を経て、平成11年に城址公園として整備されました。展示棟では小口城の歴史が映像でわかる仕組みになっているほか、出土品(土器片・鉄片)なども展示されています。
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庭には、発掘調査時に確認された小口城の礎石・井戸・鍛冶炉跡が。
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この小口城址のトレードマークは、黒い物見櫓。この物見櫓には階段で登ることができ、お天気がよければ最上階から小牧山や岐阜城などを臨むことができます。床には、そこから眺められる城や史跡のプレートが貼ってありますよ。がんばって登って、目標物を探してみてくださいね。
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◆発掘調査中の現場に潜入!
物見櫓から東側を覗いたとき、眼下に現在は廃校になっている旧大口北小学校が見えました。見下ろすと、何やら工事中の様子。ナビゲーターの大口町歴史民俗資料館・木浪さんに尋ねると「最近発掘調査が始まったばかり」とのこと。小口城の敷地は、この旧大口北小学校あたりにまで及んでいたのです。地層とか発掘調査という言葉を聞くと、とたんにわくわくしてしまうマツモト、おずおずと「覗かせていただけないか」とダメモトで調査を主導する木浪さんにお願いしてみると、「いいですよ」とあっさりOK。やった~!
というわけで、現場です。フェンスの中にお邪魔すると......おお、掘ってますね、掘ってます!
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うわー、地層だ~。しかも早くも土器片が出てる!
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この発掘調査が続くのは、6月末くらいまで。そして、ここでみなさんにも朗報があります。じつは土・日には調査現場を開放していて、見学自由なんだそう。調査員の解説を聞くこともでき、発掘体験までできちゃうんだそうですよ~! こんなチャンスはなかなかありません。マツモト、また個人的に参加しに来ちゃおうかしら。興味のある方、詳細はこちらのページをご覧ください。
取材日にもすでに咲いていましたが、小口城址のお堀には菖蒲が植栽されています。6月初旬には見ごろを迎えそうなので、ぜひ、あわせてお楽しみくださいね。
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大口町にはほかにも古墳がたくさんあったりと、見どころはまだまだあるのだけれど、本日はこのへんで。ここから再びコミュニティバスを利用して、名鉄・柏森駅に向かいます。柏森駅へは、北部ルート・半時計回りコースに乗れば、たどり着けます。
あ~今日は歩いた、歩いた。「五条川健康散歩」コースガイドによれば、前編&後編の片道を合計すると、消費カロリーは147キロカロリー。トータル1時間以上なんだから、これだけ歩いたらさぞかし体重も減って......(以下想像にお任せいたします)。
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