(取材日2010年5月22日)
今週末の5月29,30日に北設楽郡の東栄町で「チェンソーアート」の世界大会が行われます。
その名も「東栄チェンソーアート世界大会2010」。
海外5カ国から来日する9人を含む71人のチェンソーアーティストが東栄町に集合。そのテクニックを競いあいます。
1本の原木が迫力のチェンソー技術で、繊細な彫刻作品に仕上げられる他では見られないイベント。
70人がチェンソーを振るう圧巻の戦いをぜひ生で御覧ください!
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これは昨年の大会の様子です。
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スタートとともに激しく木屑が飛び散り、細部の仕上げは息を飲む緊張感。
3時間半の後、見事なチェンソーアートが勢ぞろいするのです。
大会を1週間後に控えた土曜、記者は東栄町にやってきました。
「東栄町役場」と「チェンソーアートクラブ東栄」の皆さんにお願いして、大会の概要や出場選手を取材させていただくことになったのです。
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チェンソーアートクラブにお伺いする前に、大会の会場になる「東栄ドーム」を見にいきました。
屋根付きのドームは普段はテニスコートなどに使用され、グラウンドや野球場もあります。
当日はドーム前のグラウンドが競技大会のメーン会場。太陽の下、出場選手たちが腕を振るいます。
ドーム内には「親子木工広場・木工教室」や「地元特産品販売コーナー」など家族で楽しめるブースが多数、用意されます。
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グラウンドの奥に大量の丸太が積んであります。大会で使う木でしょうか?
芝生の草刈をしている方がいたので、話しかけてみました。
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「本番で使う木ですよ」と笑顔で教えてくれたのは菅沼勝博さん。
何とチェンソーアートクラブの副会長さんでした。
チェンソーアートで使う木は「杉」。どの木を使うかは、選手のくじ引きで決めます。
東栄町の杉は柔らかくてチェンソーで切りやすく、中まできれいなので、世界中のカーバー(彫刻家)に評判がいいそうです。
杉の木は白い部分と黒い部分があり、そのコントラストで魅力的な作品が生まれるそうです。
菅沼さんにお礼を言って、チェンソーアートクラブに向かいます。
「チェンソーアートクラブ東栄」は正式名称「チェンソーアートクラブ マスターズ・オブ・ザ・チェンソー東栄」。
「東栄町林業センター」の中に事務所があります。
林業センターの看板も大きいのですが、通りがかった人は十人中十人、クマの方に注目するでしょう。
世界大会を強烈アピール!高い空を見上げるクマは、記者に目も合わせてくれません。
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センターの入り口だけでも、見事な作品群。
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お待たせしました。
カーバー達の梁山泊「マスターズ・オブ・ザ・チェンソー東栄」に到着です。
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たくさんの作品と大小さまざまな大きさのチェンソーが棚や床に並んでいます。![]()
この細かい造形がチェンソーによって作られているのです。
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クラブの会長、内藤済さん。第2回大会のチャンピオンです。
この日も奥三河4市町村で始まるイベント「きてみん!奥三河」のために2作品を彫刻してきたところ。
チェンソーを持ってポーズをとっていただき、ありがとうございました。
東栄町でチェンソーアートがさかんになるきっかけは2000年。
町おこしの目的で行われた世界チャンピオンのブライアン・ルースさんによるチェンソーアートの講習会です。
内藤さんは作品とともに、チェンソーを振るうルースさんの姿に魅せられたといいます。
「チェンソーの経験者ほど驚いたと思います。すぐに自分でもカービングを始めて、夢にも出てくるくらいチェンソーアートにのめりこみました」
翌2001年から大会がスタート。回数を重ねるにつれ、チェンソーアートは町に根付き、国内外多くの地域の方々が東栄町を訪れるようになりました。
チャンピオンになった後は、プロのチェンソーアーティストになった内藤さん。今は海外も含め数々の大会や講習会で活躍しています。
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最初に大きく粗彫りするための大型チェンソー、輪郭をとっていく中型チェンソー、そして細かいところを仕上げる小さなチェンソーと、大会では3種類の大きさのものを用意します。
「選手によって個性はありますが、チェーンが切れることもあるので、それぞれ2台ずつ計6台で戦う人が多いと思います」
先ほどの写真で内藤さんが持っていたのは、小さいサイズです。
「3時間半と時間を決めて技を競う大会は、世界でも東栄町のほかにはありません。今回は過去最高の70人ものカーバーが出場します。都会の真ん中では絶対出来ない大会です」と内藤さん。
目の前で出来た作品をオークションで買うことができるのも、この大会の魅力。例年多くの作品は来場者に購入されるので、あまり残らないそうです。
29日にはブライアン・ルースさんと東栄町が誇る和太鼓集団「志多ら」の共演も行われます。
間違いなく今週末イチオシのイベント。この大会は見なきゃ損です。
詳しくは「東栄町HP」内「東栄チェンソーアート世界大会2010」をチェック!http://www.town.toei.aichi.jp/04_kanko/chain.html
さて記者が3種類のチェンソーを持ち上げ、重さを比べているところに、大会出場者の青木義大さんが仕事を終えて到着。チェンソーアートを実演してくださるとのこと。
迫力の実演は「東栄町にチェンソーアート世界大会を見にいこう」(2)で!
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