ハチミツと環境の"蜜"な関係!?「マルハチ・プロジェクト」がスタート!

名古屋の都心でミツバチたちを育てて環境を見直そうという「マルハチ・プロジェクト」がスタートしました。18日にはキックオフセレモニーで、名古屋市中区のビルの屋上に設置された巣箱がマスコミなどに公開されました。街中に花を植えたり、一般参加のサイエンスのイベントなどが計画されていたりと、ちょっとお出掛けによさそうな催しもいろいろあります。そもそもハチミツが大好きなマルシェにとっては見逃せないプロジェクトです。養蜂のために街中に花を植えたり、科学イベントも計画されていて、今後は観光分野にもムーブメントを巻き起こしそうな予感がします。プロジェクトの全容を探ってみました~♪
(取材日:2010年4月18日)
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ミツバチと自然や環境保全を考える
この日は、しばらく続いた寒さも一段落、ビルの屋上には春の温かな日差しが降り注いでいました。その陽気に誘われてミツバチ君たちもすでにブンブンと元気に飛び回っていました。
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「マルハチ・プロジェクト」はNPO法人「久屋・エコまちネット」が主体になって実施する環境保全の事業です。オフィスや飲食店の集まる名古屋市中区丸の内と東区泉地区の有志によって組織された同NPOは、久屋大通りを中心に地域の活性化、環境美化・整備などを推進する目的で活動しています。今年10月、名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されるのを機に、一般市民や企業、行政とともに生物や自然について考えようと、このプロジェクトがパートナーシップ事業として立ち上げられたのです。
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今月15日には屋上の一角に特設した専用スペースに二つの巣箱を設置。それぞれの箱に西洋ミツバチが1万匹が入っているので、合計2万匹がすんでいます。18日のイベントではニホンミツバチの巣箱も置かれていました。たくさんのミツバチがビルの上で新生活をスタートしたわけです。実はマルシェの働くオフィスも同じビルの中にあります。これからは"ご近所さん"としてミツバチ君たちの暮らしぶりを見守っていく覚悟(!?)ですので、ハチ君たちどうぞ、よろしくね~♪

それにしても、なぜミツバチ君たちに白羽の矢が当たったのでしょうか?
実は、農作物の受粉結実の6割近くにミツバチが関与するといわれています。しかし、その有用性は以外に知られていないのです。近年、ミツバチは世界的に減少傾向にあって、その原因と対策を考えるための動機付けや、食生活への生物のかかわりを意識するモデルにしていきたいとミツバチに注目。在来種のニホンミツバチの飼育も試みて、生態系保全について考える機会にしようという狙いもあるそうです。

さらに、なぜ名古屋の都心なのでしょう?
ハチミツ好きのマルシェも知らなかったのですが、愛知県は日本の近代養蜂発祥の地の一つで、昭和60年にはアジアで初めての国際養蜂会議が名古屋市で開催された歴史ある地だったのです。「丸の内」地区は都心に位置していながら、ミツバチの蜜源となる木々、花が生育する久屋大通公園や名城公園が近くにあって、また名古屋市役所、愛知県庁などの官庁街エリアに近接した名古屋の中心部のロケーションとあって、注目度&アピール度も抜群です。なるほど...。
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そんな場所でミツバチ君たちの営みを観察すれば自然や環境の現状が分かって、私たちが生物や環境について考えるきっかけになるわけですね。ミツバチは環境保全のバロメータ、納得です♪

この日は名古屋市の河村たかし市長や名古屋開府400年のキャラクター、はち丸君も出席。
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河村市長は「ミツバチに飛び回ってもらって、名古屋を日本一の元気な街に。名古屋の街のシンボルにハチさんたちがなりますように...」とあいさつ
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会場で初搾りされたハチミツの試食すると、「減税の匂いのする蜜を食べるのを楽しみにしています」といつもの河村節も飛び出しました。

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セレモニーには地域住民も招待され約100人が参加。ミツバチについてのミニ講演、採蜜体験、ハチミツやハチミツを使ったお菓子の試食などが行われました。
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この春の桜の花から集めたハチミツをマルシェもいただきました。トロ~リと艶やかなハニーゴールドに輝いています。まろやかな甘さで栄養たっぷりの搾りたてのハチミツは、とっても美味しかったです。シアワセです~♪♪♪

マルハチプロジェクトの展開
NPO法人「久屋・エコまちネット」の理事長・鰐部三蔵さんは「東京では先に進んでいます(昨年、銀座で養蜂が行われました)が、名古屋のプロジェクトでより進めて拡大していきたい。この地域一帯のエコファンを目指していきます」と宣言。ミツバチに優しい環境をつくろうと、久屋大通り沿いなどに花を植える活動を始めています。

同NPOでは、「都会のオアシスをつくる」緑化推進のためには、ミツバチの飼育が有効。ミツバチは"環境指標動物"なので、ミツバチが住める環境をつくることが、人間にとってもいいことになる」との考えに立って、このロジェクトを進めているのだそうです。

そんな取り組みを名古屋市養蜂組合が養蜂面でサポート。地域の幼稚園・学校も花植えに協力、食品関係の店舗は採取したハチミツを使っての商品化、広告代理店の三晃社は飼育場所や設備の貸与などで支援していくのだそうです。まさに、域をあげてのプロジェクトですね。

名古屋市養蜂組合事務局長の安藤泰久さんは「ハチの行動範囲は2㎞ぐらいで、名古屋城・名城公園までは飛んで行けますよ。これからはサツキ、ユリの花から蜜を集めるようになりますね。間もなく新しい女王蜂が生まれると卵を産んで、働き蜂も10万匹に増えます。4日目には飛び始めます。ビルの屋上という条件ではどうなるか分かりませんが、まずやってみることが大切。ミツバチを通して、子どもたちに残してやりたいもの(環境)考える機会になれば」とプロジェクトへの思いを話してくれました。
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プロジェクトでは、5月に一般参加の「サイエンスカフェ」の開催、6月以降はミツバチ講演会の実施の予定もあるそうです。また、通常は養蜂をしているビルの屋上には関係者のみの立ち入りですが、今後は一般向けの見学会なども開いていきたいということでした。
今後のミツバチ君たちの成長ぶりやイベントの模様などもウオッチングしていきたいと思います。
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マルハチ・プロジェクトについての問い合わせは、NPO法人「久屋・エコまちネット」へ。


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