市場へ行こう~!シリーズ3 豊浜漁港(1)~春の味覚コウナゴ漁編

春の味覚・コウナゴの漁が始まったと聞いて、南知多町の豊浜漁港に車を走らせました。
明るい日差しの下で、新鮮なコウナゴが水揚げされる港は活気いっぱいでした。地元だから食べられるコウナゴのお刺身や海の幸も堪能して、旬の海産物をお買い物...あぁ、何とも幸せな1日でした~♪
(取材日:2010年3月12日)
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コウナゴって?
皆さん、コウナゴってご存知ですか? 漢字だと「小女子」と書きます。
春の訪れを告げる季節の風物詩としてこの時季、新聞などで紹介されている、あの小魚です。3月から南知多町の豊浜漁港では漁が解禁になり、今、まさに最盛期を迎えています。

毎年、豊浜出身の知人にもらうコウナゴが大好きなマルシェ、いつかは訪ねてみたい場所でした。念願かなって訪れてみると、名古屋市内の自宅から車で1時間少々、ちょっとしたドライブには最適の距離でした。電車なら名鉄河和駅から知多バスで「豊浜魚ひろば」で下車、こちらも名古屋市内から約1時間10分です。
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今回は豊浜漁協にご相談して、漁のある日に取材をお願いしました。
午前9時半に漁港に着くと、早速、漁協市場購買課の石黒一行さんが水揚げされている現場に案内してくださいました。
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船が桟橋に着くのを、漁師の奥さんたちが準備万端で待ち構えています。船と陸地にベルトコンベアが渡され、箱に入れられたコウナゴがドンドン運び出されています。
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コウナゴ漁が行われるのはおよそ1ヶ月間。風の強い日、海が荒れている日は漁ができません。それから、魚の大きさが基準より小さい場合も資源の保護のため漁を控えます。全県でコウナゴ漁の出漁の日を決めているそうです。この日は4日ぶりの出漁でした。

素早い作業に感心していると、「3時間半の勝負だから」と石黒さんは話してくれました。
船は早朝に伊勢湾へ出て、午前6時30分に網入れをし、8時30分から網を上げます。3隻でチームを組んで、2隻が網の両端を引き、1隻は網の後を付いて獲れた魚を運搬します。網上げは10時までと決められているのです。
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船に積んだ魚群探知機でコウナゴの群をキャッチするものの、あとは漁師さんの腕にかかっている"一発勝負"。しかも「コウナゴは1日に1ミリぐらい大きくなるので、3月頭はちりめんのサイズ、後半に大きくなったのは佃煮に」というくらい、事態は刻々と変化しているのです。小さな魚ですが、自然界の生き物のたくましさを感じさせられます。
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1隻の運搬船が約1tのコウナゴを運んできます。港には1日に25~30tが水揚げされ、「全国的にも水揚げ量は一番多いんですよ」と石黒さんは胸を張ります。
それでも将来のことを考えて「獲りきらないようにしている」のだそうで、その年、見込まれる回遊総量の2割を残すように決めているとのことです。自然を相手にする漁師さんたちだから、自然との共生も大切にしているのですね。
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陸に上げられたコウナゴはすぐに競りにかけられ、仲買人の人たちが競り落としていきます。皆さん、魚を手に取って、色や大きさなどを瞬時に見極めていました。ちなみに、よいコウナゴは色が黒っぽいものが珍重されます。陽が上がって餌を食べ始めると、お腹が赤くなり商品価値が落ちるので、餌を食べる前のコウナゴがよいとされているそうです。
なるほど...。

ここでマルシェ、そっと質問。「あの~シラスとコウナゴって、どう違うんですか?」と今さらですが。
「シラスはマイワシやカタクチイワシの稚魚で、年に4回ほど産卵するので、春~秋に獲れます。コウナゴは成長してもコウナゴ、12~1月に産卵し、もぐる所も伊勢湾の砂地など限られているので、全国的にも貴重。味はシラスはサッパリ淡白、コウナゴは脂が乗って、甘みやわずかな苦味もあって、私はコウナゴの方が美味しいと思うよ」と石黒さん。
そうか、そうだったのか~!
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「今年のコウナゴはサイズもいいし、漁もあるし。近年でもいいですよ」とのこと、当たり年のようです。ちなみにコウナゴたち、1年で10㎝ほどに、2年で20cmほどに成長するそうです。マルシェ、そんなことも初めて知りました。

競りは、道路沿いから目にできる場所で行われていますから、興味のある方は市場の皆さんの仕事に差し支えない程度に見学してはどうでしょう。
ただし、出漁があった日のみですから、あしからず。

香ばしいコウナゴの秘密
競り落とされたコウナゴはただちに、加工場へ運ばれ、釜茹でにされます。
市場のすぐ近くの大竹水産さんにお邪魔すると、辺りはコウナゴの香ばしい香りが漂っていました。
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釜揚げされた後は、乾燥機で半生にされ、網の上に広げられて天日干しにされます。
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シラス以外にアナゴの稚魚なんかも混ざっているので、それらを人の手で丁寧に取り除いて、半日ほど干せば製品に。天候の悪い場合はやむなく機械で乾燥させるそうですが、やはり日光で干した魚は色も風味もよい上等なものができるのそうです。ここでも、自然の恵みってスゴイ~と、マルシェ感動です。
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天日干しは港の周りのあちこちで行われていますから、ちょっと散策するだけで見られます。
石黒さんにお薦めの食べ方を伺うと「大根おろしや三杯酢で食べるのが一般的。卵とじにしても美味しいね。地元の人は佃煮にしていて、それぞれの家の味があるんですよ」。どれも美味しそうです。家に帰ったら、やって見たいです~♪

コウナゴだけでなく、ギマ(ウマズラハギ)、フグ、アナゴ、タチウオの一夜干しも並べられていて、漁師町・豊浜を感じることができますよ~♪
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さて、後編はお待ちかね「食べる編」です。コウナゴのお刺身や旬を迎えるシャコetc....旬の海の幸を市場食堂でいただき、観光市場「魚ひろば」でお買い物。ご覧下さい!


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コメント

TK | 2011年3月21日 05:45 | 返信
脂が乗ったコウナゴ美味しそうですね~!一度も食べたことがないので興味津々です。

haru | 2011年3月21日 01:01 | 返信
漁港と隣接している市場は、とても興味深いです。
何気なく食べているシラスですが、いろいろな工程があるのですね。
一度、南知多町の豊浜漁港に行き、買い物や食べ歩きをしてみたいです。

めぐ | 2011年3月20日 18:07 | 返信
そんなに遠くに住んでないのに、豊浜行ったことがなかったです(^^;)
コウナゴ大好きなので地元の恵みに感謝していただこうと思います。
市場にも遊びに行きたいな。

よいSHOT | 2011年3月20日 18:04 | 返信
 魚を賞味してあとは温泉でまったりしてみたいなあ。

三島紫織 | 2011年3月20日 13:30 | 返信
実家が魚屋だったせいか小さいときから牛乳が嫌いで、小女子としらすですくすく成長しました。
東京に嫁に来てからあまりいいものがなくて、このサイト見たらメチャクチャ食べたくなっちゃいました♪

並木 武 | 2011年3月20日 02:28 | 返信
出来るだけ自然に近いものがいいですね。省ゴミ・省エネや公共交通機関利用などを心がけ、不要不急の温暖化ガスの排出を抑えよう。地球温暖化が気になる今、「環境賞」を設けたらどうでしょうか。Life Cycle Assessment グリーン調達・納入 環境会計/経営。自然や環境の私有・占有から共同所有・管理へ。週末はもちろん、天気さえよければ平日でも山菜・キノコ採りや魚とりによくいきますし、朝早く小さな菜園で無農薬・無肥料そして環境のためにもと称して生ごみや紙類を埋めていろいろつくったり、できるだけ自然に近いものをたべるよう心がけ、極めて健康的(安上がりということ)な生活をしていますのでものすごく長生きすると思っているんですよ。健康によく、出来るだけ自然に近いもの天然ものなど末永くお付き合い願いたいと思います。
食料自給率を高めるため各機関、団体、個人はそれぞれ役割を果たそう。休耕田分担・共同耕作、空き地・河川敷活用、家庭菜園など。--------------------

たかさん | 2011年3月17日 12:10 | 返信
子供の健康を考えて、朝食で毎朝、御飯にまぜて食べています。岐阜には海がないので、海辺で新鮮な魚を食べるとすごく感動します。子供と是非行ってみたいです。

中嶋静夫 | 2011年3月10日 20:45 | 返信
今年こそ見学したい味わいたいです

みゆ | 2011年3月10日 14:04 | 返信
ちょうど3月19日に南知多(師崎)に泊まりに行きます、豊浜漁港にも寄るつもりでしたが、俄然たのしみが増してきました!
小女子は成長しても小女子とは知らなかった、成長した20センチの小女子も見てみたい気もします。
何はともあれ、旬の小女子、味わってきます。

相澤 忠 | 2011年3月 9日 02:40 | 返信
以前愛知県に旅行に行きました。主な観光地しか行っていないのでまた行きたいです。
東海道新幹線で新横浜からあっという間に名古屋に着きます。

尾崎 恵美子 | 2011年3月 8日 10:02 | 返信
美味しそうな新鮮海産物を是非食べて見たいですね。

是非時間を作っていきたいです。

中島美恵子 | 2011年3月 7日 22:55 | 返信
小女子って1ヶ月漁だけなんですね。卵とじ大好き。小さいほうが好きです。本場であじわいたいですね。

コウスケ | 2011年3月 7日 20:12 | 返信
シラスは知っていますがコウナゴの名前も初めて!
1度、豊浜漁港で味わうことができれば!

三浦 紀生 | 2011年3月 7日 12:07 | 返信
もう少し暖かくなったら又ドライブに行き、美味しいものを沢山食べたい。

山口 多加志 | 2011年3月 3日 21:38 | 返信
週末のお出かけ探しに大変活躍してます。

小西信子 | 2011年2月27日 22:56 | 返信
毎年「くぎに}づくりをたのしみとしております。年々生の小女子を発想していただけるところが減っています。求めにでっけるのがよいのでしょうが、発想はしていただけるのでしょうか。

つつじ パパ | 2011年2月24日 07:06 | 返信
名古屋の食べ物が好き!(味噌料理。鶏)

フレディ子 | 2011年2月23日 11:00 | 返信
市場大好きーーー!!

タイトルを見ただけで飛んできました。

市場を巡るのが楽しみで旅先を決めたりします。

小女子、うまいっすよね~♪(>▽ シンプルに細切れのアサツキを混ぜてごはんとワシワシ行くのが
好きです。佃煮も美味しいし~

出来たての小女子ってまだ食べたことないです。
コレは食べさせてくれるお店があるのでしょうか?
どんだけウマイんだろ?解禁と同時にとんで行きたいです!!

木村 葉子 | 2011年2月22日 19:42 | 返信
こうやって作るんですね。いつも食べるばかりでした。手間がかかっているのでおいしいのですね。

みみたこ | 2011年2月22日 12:08 | 返信
最近はやりの港情報ですね。
港の市場などで、新鮮な海の味を堪能するのは、私のささやかな幸せの趣味でもあります。
小女子は、しっていましたが、ここまで詳しくは・・(笑)
採りすぎないことが大切なのは、すごく重要なことですね。頭が下がります。
卵とじ・・食べたすぎる~!!!

安野 裕美 | 2011年2月22日 11:23 | 返信
小女子大好きです!!!海がないのでこんな新鮮な魚を食べてみたいです!

福士善夫 | 2011年2月22日 09:25 | 返信
日本一の水揚げ量豊浜で天日干しのコウナゴは脂が乗って大変美味しそうなので見学しながら食べに行きたくなりました。

新台入替 | 2011年2月22日 05:08 | 返信
記事を見て、給食に食べたコウナゴの佃煮を思い出しました。また食べたいです。

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