ビッグイベント「あいちトリエンナーレ2010」の開催まで、あと半年。当ブログでもワクワクしながら、プレイベントを追いかけていますが、この辺りで念のためもう一度、概要を。
「あいちトリエンナーレ」とは、3年ごとに定期的に開催する国際芸術祭です。「都市の祝祭 Arts and Cities」というテーマのもと、今年は8月21日~10月31日まで、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町などを舞台に開催します。
さて期間中、ぜひ注目してほしいのが「キッズトリエンナーレ2010」です。
「キッズ~」は、教育普及活動の一環として、子どもたちが参加できる教育プログラム。
愛知芸術文化センター内に、子どもたちが、いつ訪れても自由に創作できる「創造の場」を設けます。
プレイベントとして、3つの企画が行われました。
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「へんしんハウス」は、子どもたちが紙を使い、自分の大好きなヒーローや動物に変身。
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「あたらしいオンガクを作ろう」では、様々な楽器の仕組みを知り、子どもたちが実際に楽器を制作。プロの音楽家と一緒に音楽を楽しみました。
そして3つ目の企画が今回、取材した「小さい美術館」です。
お伺いしたのは愛知県児童総合センター。
以前から気になっていたので、施設自体も楽しみです。
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愛知県児童総合センターは「愛・地球博記念公園」の中にあります。
ここは「あそび」をテーマにした県立の大型児童館。
未来を担う子どもたちが身体と心を躍動させて、身のまわりの「もの」や「こと」と出会い、感じ、気づく、そんな時間と空間を提供しています。
当ブログの記事「子どもも大人も全身で遊べ!~長久手・愛知県児童総合センター」を読んでみてください。
さて館内を巡りながら、小さい美術館を探しました。
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ミュージアムの入り口を思わせる素敵な看板を発見。
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「小さい美術館」は、1階から2階へ向かう階段の踊り場にありました。
この階段からは2階へ行けません。けっして小さくないと思います。
企画者は名古屋大学情報科学研究科准教授の茂登山清文さん。
コンセプトは「鑑賞者が絵画と静かに緊張感を持って向き合う場所」とのこと。
子どもたちは順番に一人ずつブースの中に入り、好きなだけ絵を「見る」ことができます。
満足したら出てきて、次の子と交代です。
階段上に小さい「美術館」を作ったのは、名古屋学芸大学メディア造形学部デザイン学科で教鞭をとっている井垣理史さん。
記者も子どもがいなくなった隙に、中に入ってみました。
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白い壁で囲まれたスペースに、1枚の絵が展示されています。
絵を描いたのは、愛知学泉大学家政学部でデザイン、造形を教えている丹羽誠次郎さん。
普段はオブジェと写真を組み合わせた作品などを制作する丹羽さんですが、今回はこの「小さい美術館」のために絵画作品を描きました。
「子どもたちに、まじまじと見てもらえるような抽象的な作品」を、依頼されたそうです。
階段の前には、「あいちトリエンナーレ」ボランティアスタッフの方がいらっしゃいました。
子どもたちの反応を聞いてみます。
子どもたちの鑑賞時間はまちまちとのこと。じっくり見る子も、すぐに出てくる子もいるそうです。
記者は大人ですが、まじまじ見ます。
アート空間を独り占めする贅沢な時間。
絵画鑑賞を一人ですると、自分はちゃんと見るべきところを十分に見たのだろうかと不安になり、誰かと感想を交換したくなります。
子どもたちには「見ることを遊ぶ」体験なのでしょうが、大人たちには「アートを見ることの原点」を思い出させます。
遊具などで元気に遊ぶ子どもたちの声がこだまする中、静かな美術鑑賞空間の出現。
なかなか面白い企画です。
「小さい美術館」は3月14日まで展示。
高校生以上は入館料300円が必要です。
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