3月3日の雛祭りを前に、各地で雛まつりのイベントが花盛りです。この週末は高浜市の「人形小路雛めぐり」(3月7日まで)に行ってみました。お雛さまやお内裏さまの衣装で着飾った子どもたちの雛行列もあって、町並みとともにのんびり、ほのぼのとしたお祭りでした。
(取材日:2010年2月21日)
◆可愛いお雛さま行列に遭遇
吉浜までは名古屋から電車で約40分、車でも約40分です。
今回、コバヤシは電車で向かいました。駅の改札口を出ると正面に「人形小路」の看板。
分かりやすいです。
この看板、よーく見ると屋根の上に、鬼瓦ならぬ"福助瓦"。
そういえば、この辺りは三州瓦の生産地。こんなところにもこだわりを感じますね。
歩き始めると、すぐに「人形小路」のマップも。
その向かいの信用金庫のショーウインドーには、土雛が並べられています。
「全国土雛展」とありますが、どれも素朴で色鮮やか。和みます。
最初の角には「人形小路一番館」。
ここで「雛めぐり」のマップを入手。合わせてスタンプラリーの台紙もゲットしました。
よ~し、これで雛めぐりの準備は万全です!
一番館では、吉浜のお祭りを象徴する人形が飾られています。
この季節の「雛めぐり」にちなんだ等身大のお雛さま↓
隣には、5月の「花まつり」に町なかを引き回される白象の像もありました。
350年の伝統を受け継ぐ「吉浜細工人形」↓
人形の衣装部分は砂や貝殻で細かに表現されています。不思議なパワーをかもし出していて、コバヤシけっこう好きかも...。
ちなみに今年の「花まつり」は5月8~10日。新作の細工人形を発表とあるから、どんな作品が加わるのか気になります。
お次は、秋の菊人形展を紹介する「親鸞聖人」の菊人形↓
菊の花で鮮やかに表現された袈裟。親鸞聖人もちょっと嬉しそう!?です。
説明に添えられた「イミテーション」というのは、本物の菊でなく造花が使われているから。そんなところからも菊人形師さんたちの職人魂が伝わってきます。
一番館の前の休憩スペースでは雛めぐりの写真や俳句のコンテストの応募用紙も配られていました。昨年の俳句入賞作品が紹介されているので、ちょっと拝見してみましょう。
心にジンワリくる秀作ぞろい。お雛さまをめぐる様々な思いに心が温まります。
スタンプを押して、さらに先へと思っていると、町を行進していた「雛行列」の一団がやって来ました。そもそも、これが見たくて吉浜まで来たのです。
子どもたちがお雛さまの雅な衣装で行列していました。ちょっと緊張気味ですが、そこがまた可愛い。"人間お雛さま"って、人形の里・吉浜ならですよね。
どうやらここが、行列の終着点。一列になって、カメラのフラッシュを浴びていました。
きっと、この日のことが一生の思い出になるんでしょうね。
行進の途中ではひな壇での撮影も行われたようです。コバヤシは間に合わなかったので、地元の方にお願いしてその写真をいただきました。それが、こちら↓
◆人形小路で発見いろいろ
「人形小路の会」事務局の神谷孝一さん、会長の都築伝七さんにお話を伺うことができました。
「吉浜は細工人形では350年の歴史があります。江戸時代の中期に江戸・団子坂で発祥した菊人形が作られるようになり、名古屋でも黄花園が菊人形の展示館を主催。細工人形製作の技術を生かし、明治時代には吉浜の菊人形師が活躍しました。以来、全国に出かけて、菊人形の制作をするようになったんです。節句人形はここ70年ぐらい前からです。だから、吉浜には人形文化がすごくあるんですよ」と都築さん。
「人形小路の会は、その人形文化を知ってもらおうと地元の有志が結成し、散策路を整備をして4年前に始めました。雛行列は3年前から。ほかではなかなかやっていないでしょ。小路の距離は約800mだから気楽に巡ってくださいね」と神谷さん。
歩き始めると、楽しい風景がいろいろ見えてきます。
道路のガードレールに手作りお雛さま、
地元の婦人会が手入れする花畑にもお雛さま、
一般の住宅や車庫にも、商店のウインドウーにも...
お雛さまいっぱいです。
細工人形の展示は柳池院、宝満寺など行われています。
毎年、お寺に飾り奉納する習慣があるそうで、これらはその作品なのだそうです。
コース内の「人形小路伝承工房」では、地域の奥さんたちの「あざみ会」の皆さんが作った吊るし雛が、明治時代の御殿飾りとともに飾られています。ここではお抹茶とお菓子をいただくこともできます。
あざみ会の皆さんに地元のお話を伺いながら、一服。それも旅ならではの出会いですよね。
お寺や古い民家、仕出屋さん、和菓子屋さんのたたずまいも風情があります。
そして、突然、生きた馬との出会いもあったりして。
何でも高浜市一帯で行われるお祭りで活躍している馬たち。住宅街の中に当たり前のようにいるのにも、ビックリさせられました。唖然とるすコバヤシをよそに、お馬さんたち、体を洗ってもらって気持ちよさそうです。
◆お雛さまスイーツ
お雛さまといえば、女子にとってはお菓子も欠かせません。
どれどれ、とマップで探してみると、元お饅頭屋さん「仲平」で、甘酒(白酒)とおしるこのマークが。雛祭りですから、甘酒を注文!
その店内には、江戸時代のお雛さまが飾られているので、お雛さまを眺めながらいただきます~♪
その数件先には、和菓子屋さんの「高乃松菓子舗」。
三河地方のお雛さまのお菓子「いがまんじゅう」と、
お店の看板にある名物「ひよこ最中」をお土産に購入。和菓子大好きのコバヤシ、ここでお店のご主人・中川茂さんと和菓子作りや趣味の写真の話で盛り上がり、1時間ほど長居してしまいました。すいません~。でも職人さんとの和菓子談義、楽しかったです。
その中川さんのお菓子がこちら↓。わが家で美味しくいただきました~♪
まだまだ、人形小路の見所、楽しみ所はいろいろあったのですが、あとは皆さんが散策してみて見つけてくださいね。
ともかく、スタンプラリーは完成!やった~~~!
そこで再び小路事務局の神谷さんと出会って話しているうち、神谷さんのお店「吉浜人形」のお隣にある「紫峰人形美術館」に案内していただきました。
江戸の芝居小屋や、京都の都踊り、歌舞伎の名場面など、様々なシーンを再現した壮大な人形博物館です。これはスゴイ~~~!
電車までの時間がなかったので、後日、改めて取材することにして、足早に見学。後ろ髪引かれる思いでお礼を言い、駅へと向かいました。
しまった!!!ラリーの賞品をもらうのを忘れてしまいました!賞品何だったんだろう?
ラリーは年間を通して行われているので、次のお祭りに行ったら商品交換してもらわなくっちゃ!
「楽しかったな~、吉浜。また来ます~♪」と、再訪を心に誓って、本日はこれにて撤収です。
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加藤俊男 | 2010年2月27日 18:17 | 返信
お雛めぐり"人間お雛さま"出会う
日本の伝統文化「お雛様」を伝承し、町づくりに活かしておられるスタッフの皆さんににエールを送ります。
壮大な人形博物館、人形小路など魅力的ですね!
楽しいブログ、ありがとうございました。
加藤さんがおっしゃるように、町の有志の方々がとても熱心に活動してみえて、皆さんのマンパワーを感じました。まだまだ整備の途中だそうですが、古い民家や商家がそのままあったり、馬に出合ったり、もちろん人形を眺めたり…とにかく自分のペースで散策できる魅力的な観光スポットだなあと、取材もとても楽しかったです。そんな雰囲気がお伝えできたなら嬉しいです。コメントありがとうございました!