アカザエビ&天然温泉! 蒲郡市・三谷温泉で、大満足の日帰り旅

(取材日:2010年2月3日)

◆噂のアカザエビと温泉を求めて、三谷温泉へGO!
冬の三河湾の名物、アカザエビをご存知ですか? 少しアウトラインを調べると「手長エビの一種ながら日本固有の深海性のエビで、養殖ができないために漁穫量が少ないうえ、濃厚な甘みが特長。食通の間では垂涎の的になっている」とのこと。ふーむ。高級食材になかなか縁がないマツモト、アカザエビは未体験。これはやはり、食べておかなくちゃ!

アカザエビは、千葉から宮崎の広い範囲に分布していますが、愛知県では蒲郡の西浦・形原漁港で水揚げされています。アカザエビは9月~6月にかけて漁穫ができるものの、食べ頃は冬から春にかけてなのだそう。蒲郡には、「三谷」「蒲郡」「形原」「西浦」の4つの温泉郷があり、この時期、各温泉郷では、アカザエビと温泉をパックにした特別プランなども用意しています。温泉とアカザエビ! なんて魅惑的な響きなんでしょう!! というわけでさっそく日帰りプランを堪能すべく、蒲郡へと出掛けてみることに。前日は雨でしたが、取材日はすっきりした快晴。これってきっと、歓迎されてる証よね♪
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今回お邪魔したのは、三谷温泉『松風園』。市内では自館で源泉を持つ天然温泉旅館のうちの1つで、高台からの眺めがすばらしいと評判です。
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さっそく玄関からロビー・ラウンジに入ってみると......おお~、たしかに目の前に絶景が。正面に見えるのは、三河大島です。いや~これは楽しみ!
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◆念願のアカザエビ登場!
ラウンジからの景色だけでぽわーんとなっちゃいましたが、何はともあれ、まずはアカザエビを食べておかないと! 松風園にはいくつかの日帰りプランがありますが、今回よくばりな私が予約したのは「日帰り6時間お部屋食プラン」(1名・5800円)。日帰りでもお部屋で会席料理をいただくことができ、温泉にも入れちゃうという至れり尽くせりなプランです。ただし、ランチメニューにアカザエビは含まれていないので、ここはなんとしてでも食べたい!と、単品でアカザエビをリクエスト。ちなみに、急にその場でアカザエビが食べたくなっても大丈夫。フロントにこんな看板がありますし、予約なしでも食べられるんです。
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お部屋に案内されると、すでに会席料理が待っていました。うわ~、豪華絢爛!! 
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会席料理のほうは、食前酒、前菜、お造り、焼き物、蓋物、洋皿、蒸し物、酢の物、小鍋、お食事、香の物、デザートというフルコース。メニューは月ごとに変わり、この日は食前酒が「半田産トマト酢マンゴー味」、お造りは、ぼたん海老、いか、まぐろ、さより、かんぱちの「旬の5種盛り」、蓋物は「三河豚の角煮と青梗菜のじゃがいもあんかけ」、小鍋は「鶏の水炊き」、お食事は「海鮮丼」。いずれも地産地消にこだわったメニューで、毎月、このお食事目当てでやってくるリピーターもいらっしゃるのだそう。さすが、お刺身だけをとってもスーパーで売ってるのとは全然鮮度が違う。お~いしい!
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そして、これが! 念願のアカザエビ。
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「アカザエビは日本固有の深海に棲むエビで、蒲郡の港で水揚げされます。フランスのラングスティーユ、イタリアのスカンピと呼ばれる手長エビとは区別されます。手長エビは火を通して食べますが、蒲郡産アカザエビの一番おすすめの食べ方は、やはりお刺身として生で召し上がっていただくことですね」とおっしゃるのは、松風園フロント課長の溝上正純さん。海外から輸入される手長エビはすべて冷凍。アカザエビは焼いてもおいしいそうですが、せっかく近場で水揚げされているんですもの、生でいただかなきゃ。新鮮な魚介類を生で食べられるしあわせ......。日本人でよかった!と思える瞬間です。

この日出していただいたアカザエビは、15cmくらいのもの。くりくりのお目めがかわいいけど、ごめんね、食べちゃう。新鮮な身を一切れ口の中に放り込むと......。じわっと広がる甘くてやさしい味。たとえるなら伊勢海老よりも柔らかく、甘エビよりしっかりした歯ごたえ、そして上品な旨味が印象的。頭部分のみそにもいやな生臭みがないし、これはたしかにわざわざ食べに来る価値あり!だと思います。余談ながら、アカザエビ本体はもちろんのこと、そこに添えられている海草や野菜まで、すべてがしゃきしゃきでおいしかった。いつもなら残すツマまで、全部平らげちゃいました。

アカザエビは水揚げ量が少なく、この土地でしか食べられない貴重な食材。ぜひぜひみなさんもご自身の舌で味わってくださいね。

◆遊歩道を歩いた後に、温泉でぬくぬく!
豪華絢爛の会席料理とアカザエビを味わい尽くしたら、お腹がはちきれそうになってしまいました。く、くるしい~。眼下の海辺には遊歩道も整備されていると知り、ちょっとお散歩をしてみることにしました。真冬なのでさすがに風は強くて冷たいけれど、なんとも爽快な風景!
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この時期、海辺にはホシハジロ、スズガモ、オナガガモ、マガモなど、冬の渡り鳥がシベリアからたくさん飛来してきています。カモに混じって、ユリカモメもエサを探していますね。愛らしい~。
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写真を撮りながらのんびり歩いていたら、軽く30分経過。すっかり身体が冷え切ってしまいました。というわけで、もう1つのお楽しみ、温泉へ直行です。

松風園の温泉は、単独源泉「千歳の湯」をもつ天然温泉。泉質はナトリウム、カルシウム、塩化物泉。成分はラドン、塩素イオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオンなどで、神経痛や筋肉痛、関節痛、慢性婦人病や、切り傷・やけどにも効能があるそうです。写真は女湯「天恵の湯」。内風呂と展望露天風呂があり、いずれも広々。身体だけでなく、気持ちもゆったりとほぐれていきます。
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ジャグジーやサウナなどはないものの、天然温泉ならではの効能と、この絶景があれば、もうじゅうぶん。マツモトは前日のフィットネスによる筋肉痛も、冷え性ゆえにとことん冷え切った手先・足先もしっかり解消できて、その日1日、ずっと足元ぽかぽかのまま過ごすことができましたよ。温泉の隣に、アジアンテイストの休憩スペースを発見。天然水のサービスがあったので、しばし水分補給しながらクールダウン。ふう~、極楽~~。
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蒲郡には、周辺に竹島やラグーナ蒲郡などの観光スポットがあるため、近年では宿泊はもちろんのこと、日帰りで食事や温泉を楽しみにやってくるお客さんも増えているそうです。とくに昼間は女性客に人気とのこと。こうした日帰りプランを利用する場合、当日や前日だとすでにいっぱいなこともあるようなので、できるだけ予約してお出かけすることをオススメします。

ちなみに取材日、私は公共交通機関を利用しましたが、名古屋から電車に乗って約40分で到着。案外近いリゾート地なので、ときどきごほうびとしてやってくるのも悪くないなあ。と思っちゃいました。ただ、日帰りもいいのだけど、正直なところ、お腹満腹で温泉に入ると、そのままお部屋で寝転がって帰りたくなくなる......。「次回訪れるときは仕事でも1人ででもなく、かつ、宿泊で!」と密かに心に誓い、蒲郡を後にしたのでした。さて、次回はいつ行こうかな。


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