愛知県内の「道の駅」を訪ねるシリーズ。今回は田原市の伊良湖にある「道の駅 伊良湖クリスタルポルト」へ行ってきました。伊良湖岬の先端にあるこの道の駅は、海と陸を結ぶターミナル。「やしの実博物館」やオーシャンビューのレストランなどロケーションを生かしたユニークな施設があるのも魅力です。
(取材日:2010年1月20日)
◆渥美半島の玄関口
道の駅なのですが、「クリスタルポルト」へは海路を利用して、知多半島・師崎から名鉄海上観光船のフェリーで向かいました。この時季は「渥美半島菜の花まつり」(3月31日まで、田原町一帯で開催中)やイチゴ狩りなどのシーズンとあって、船内は観光バスツアーのお客さんたちでにぎやかでした。
所要時間約40分で渥美半島に着岸。その岸壁にあるのが「道の駅 クリスタルポルト」です。道の駅といえば道路沿いと思っていましたが、海沿いにだってあるのですね。ここから半島を縦断する国道42号や259号とつながっています。
海路は師崎のほかにも、河和(名鉄高速船、50分)、三重県・鳥羽(伊勢湾フェリー、55分)と結ばれています。
車ごとフェリーを降りて半島に上陸。岸壁とは反対の正面玄関前に駐車して、駅"構内"へ。壁面や天井にガラスを使った建物玄関は、自然光が差し込んで明るく開放的な雰囲気です。
まずは、道の駅について伺いたいと、"駅長"の間瀬さんを訪ねました。
「もともとフェリーターミナルだったのでフェリー乗り場を兼ねています。平成6年に建物を新築して、直後に"道の駅"として申請。クリスタルポルトというのは"ガラスのゲート"という意味で、海の玄関口と渥美半島のガラス温室をイメージしてつけられたんですよ」
なるほど、しゃれたネーミングにはそんな理由があったんですね。
「道の駅というより"海の駅"かもしれませんね。館内には『やしの実博物館』があるのも特徴。入場無料で、待合にもご利用いただけます。伊良湖の自然や世界のやしの実を紹介しています」とのことですから、ぜひ見学したいポイントです。
◆オーシャンビューの道の駅
では、館内を探検。
玄関フロアは建物2階部分にあたります。
建物に入ってすぐに特産品やお土産の販売コーナー、その奥に観光案内所とチケットカウンター、軽食コーナー、そして三河湾を見渡せるガラス張りの壁面が広がっています。オーシャンビューのコーヒールームもあって、行き交う船や海の景色が楽しめます。
3階のレストランも、もちろんオーシャンビュー。この日は、ゆっくり食事をする時間がなかったので、次回は必ずリベンジしたいところです。
そして1階には、「やしの実博物館」。入ってみましょう。
◆伊良湖の歴史や自然を学べるミュージアム
伊良湖といえば"やしの実"。浜に流れ着いた一つのやしの実に詩心をかきたてられた文豪、島崎藤村が「名も知らぬ遠き島より、流れ着くやしの実ひとつ-」と詠んだ詩は有名ですが、博物館の入り口には、実際に沖縄・石垣島から流れ着いたやしの実が展示されています。
さらに、陽気なヤシの実バンド?たちもお出迎え。
館内では、世界のさまざまなヤシの実をはじめ、ヤシの木や実を使った装飾品や日用品などもあって、南の島々で人々の生活と深く結びついていたことが分かります。
伊良湖自然科学博物館も兼ねているので、伊良湖の歴史や文化、自然も学べます。
古墳から発掘された土器や人骨標本、
鳥や亀の剥製、貝殻の標本、
伊良湖を旅した松尾芭蕉の足跡の紹介などバラエティーに富んでいます。
天井に展示された巨大なミンククジラの骨格標本も迫力でした。
◆渥美半島の特産品が勢ぞろい
物産の販売コーナーも気になります。
正面入り口近くに並んでいたのは果物や野菜、切り花などを発見。真っ赤なトマト、濃い橙色のミカン、バラの花束...、どれも地元ならではのお値打ち価格です。
ドライブのお供にと田原産のミカンを買ってみると、これが甘くて美味! ミカンの味にこだわるコバヤシですが、田原産お薦めです。
メロン栽培でも名高い渥美半島ですが、今の季節はまだわずか。初夏からのシーズンには地元特産のメロンがたくさん並ぶそうですから、ぜひ再訪したいものです。
お土産コーナーには、そのメロンや今がシーズンの菜の花にちなんだお菓子、海産物などがいろいろ。
中にはウミガメとメロンがコラボ(?)したキャラクター「カメロン」の縫いぐるみも発見。
伊良湖ならではの、ゆるキャラに心和みます。
◆大アサリに舌鼓
この日は、「菜の花まつり」の取材予定もあって足早に施設を見て回りましたが、どうしても通り過ぎることができなかったのが、名物の「焼き大アサリ」。2階の軽食コーナーにもありました。迷うことなく、注文です!
お醤油と貝が焼けるの香ばしとさが立ち上がっています。
う~ん、ウマイ! 単品はもちろん、これにビールかお酒があったら最高!!
ですが、今回はまだ運転があります。次回は運転手を連れて、地元の味を堪能しに来ます。
◆キムタク、伊良湖に現る!
館内の「道の駅ニュース」の掲示板に、とある写真週刊誌の記事を見つけました。
今年12月に公開予定の映画「実写版 宇宙戦艦ヤマト」の撮影が、昨年秋に行われたとあります。出演のキムタク(木村拓也)や黒木メイサがロケに訪れ、オフに岬で釣りを楽しんだようです。「港は騒然-」とあります。
キムタクも訪れた伊良湖、映画公開で脚光を浴びそうですよね。
道の駅に立ち寄り、待望の「大アサリ」も味わって、耳より情報もゲットして、エネルギーをチャージ。そろそろ、本日の予定、「菜の花まつり」や景勝地「恋路ヶ浜」「日出の石門」の見物に向かうとしますか!
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