ながくてアートフェスティバルを楽しむ(1)~街とアートの素敵な関係

(取材日2009年11月3日)

芸術の秋。
今回、取材したのは「ながくてアートフェスティバル2009」。今年で3回目です。
フェスティバルの舞台は建物内だけではなく、公園、空家、田んぼの中と様々。
場所を選ばずアートで繋いで、街に会話をあふれさせようというコンセプトです。
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最初は多くの作品が展示されている「長久手町文化の家」から。
インフォメーションセンターで各地の展示のマップも手に入ります。
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館内に入ると、いきなり大きな鳥がいました。
気になりますが、ひとまず順序よく取材していきましょう。
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ギャラリーでは「長久手町美術作家の会」による「長久手の里美術展」を開催。
会は2000年に創立。国内外で活躍する長久手町在住、関連の深い作家の集団です。
「長久手の里からの発信」をテーマに、日本画、油彩画、現代アートの作品が並んでいます。
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アトリウムにはモリコロパークで行われた「親も子も一日アーティスト」に参加した親子の力作が飾られていました。
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さて、そろそろ、あの鳥について聞いてみましょう。
その名も「巨大スズメ」。高さ6mです。
パラシュートと同じ素材を使用。お爺ちゃんをはじめ、家族に手伝ってもらいながら、ミシンで縫ったそうです。総制作日数は約8ヶ月。
作者の杉浦さんは、県立芸大の大学院生。動物に注目してもらうことが彼のテーマ。
「この作品を覚えていてくれたら、本物の鳥を見たときに興味を持って、じっくり観てくれるんじゃないでしょうか」と笑顔。
インタビュー中にもスズメを触って(叩いて)いく子供達多数。もちろん触ってもいい作品なのです。
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「2階にいる人と目が合う高さにしました」とのこと。
早速2階へ行って、巨大スズメと見つめ合ってみました。インパクトあります。
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2階音楽室では、子供のワークショップ「絵が音になる」。
子供達が作曲に挑戦するのですが、譜面に音符を書くわけではありません。
講師のお手本を見ながら、自由に絵を描き、その絵を曲にします。
「太陽の下。石がごろごろ落ちてくる」とちょっと恥ずかしそうに絵の説明をした子が楽器を持つと、周りに他の子達が集まります。
曲が生まれる瞬間です。
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2階中庭には、曲がった木を生かした造形。
木から動物をイメージするのか、動物に使える木を探すのか?
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図書館通りのランドマーク「長久手町中央図書館」です。
豊田市、日進市、名古屋市名東区、守山区など近隣地域在住の人も本を借りることができます。
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図書館内では、長久手町にゆかりのあるアーティストによる絵画、彫刻作品の展示。
静かな図書館とあいまって静謐な空間。

アートに優しい長久手町は街じゅうにギャラリーやアトリエが点在しています。
アートフェスティバルでは様々な企画展を開催。
各アトリエ、ギャラリーをまわりスタンプを押すと、地元作家のアート作品が当たるスタンプラリーも行っていました。
図書館のすぐ近くにあるお店にお邪魔してみます。
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店名は「絵のあるティータイム 木もれ陽」。
店主の加藤さんは元名古屋在住。定年後に長久手で開店しました。
「宣伝の仕方もわからないまま始めましたが、文化活動のさかんな街なので、口コミでたくさんのお客さんや作家さんが集まってくれるようになりました」
開店から5年。「長久手に住みたい人が増えている気がします」と加藤さん。
「作家も住人も皆が関わって、縁を結べる幸せな街になっていくとうれしいですね」
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この日は佐々徳郎さんによる水彩画展「庭のバラを描く」が行われていました。
描いているのは、奥様が育てた150本のバラ。
「バラが咲いている時期にしか描けないので、いつも展覧会をやるまで2年くらいかかります」と笑う。
それでも佐々さんが「木もれ陽」で展覧会を開くのは4回目。
木々に囲まれた建物と落ち着いたギャラリーが気に入っているという。

アートイベントの時だけではなく、長久手町は日常から街とアートがいい関係を保っているような気がします。


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