(2009年10月22日)
◆島弘法にご挨拶しながら、島の中心部をめぐる。
篠島は、全部で88ある島弘法でも有名です。明治44年の遠州灘「やまぜ時化(しけ)」で、島の漁師が10名以上遭難したことを受け、安置されたといいます。ぐるりと島を囲むように安置されているので、まんべんなく歩けばすべての島弘法に出会えるはず。ハイキング日和のこの日、島弘法めぐりを目的にウォーキングをする人の姿もありました。
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私は歌碑公園から島の東側へ抜け、『前浜(ないば)』に出てみることに。
全長約800m続くこの海岸、夏は多くの海水浴客で賑わいます。うっひゃ~、ここから眺める海も爽快!! 比較的暖かかった取材日当日、海水に触れてみたら、そんなに冷たくはなかったです。裸足になって、ざぶさぶと波打ち際の散歩を楽しむ人もいました。
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この前浜から歩いて数分のところに『八王子社』があります。
念のため、ご近所の方に道を尋ねると、「そう。この先が八王子社。ここは男の神様。それで、この先にある神明神社が女の神様。2つとも伊勢神宮の古財を譲り受けてお社がつくってあるんだよ」と教えてくださいました。
さっそく八王子社に行ってみました。
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おお、本当だ。お伊勢さんと同じ造り。海神様を祀っているそうですが、なんとこの神様、犬嫌いの神様としても有名。なぜだろう?と調べると、
"八王子社の神様が神明神社の神様に会いに行く「お渡様」という神事の夜に犬がうるさく吠え、以来、島が災難続きになったため、島民が「八王子社の神様は犬が嫌いに違いない」と考え、狛犬を医徳院というお寺に移した。以降、災難は収まった"という伝説があるからだそうで。大昔の篠島では、実際に犬を飼うことを禁止されていたそうです。
では女の神様にもご挨拶に行きましょう。『神明神社』です。今から約1200年前に伊勢神宮から土之宮の旧社殿を移し、倭姫命(やまとひめのみこと)が、その荒御魂をここに祀ったとされています。以降、伊勢神宮が遷宮をする際にはそのたびに古財を譲り受け、神明神社の社殿を造り直しているそうです。篠島は、本当に伊勢神宮との縁が深い島なんですね。![]()
◆秋の旅ならではのこんなハプニングも...
島の中心部は、旅館や住居が所狭しと建ち並ぶ住宅街になっています。どうせなら...と思い、いったん八王子社付近まで戻って、迷路のように入り組んだ細い道を歩いてみることにしたマツモト。手元のイラストマップと、ところどころにある案内板の矢印を頼りに『帝井(みかどのい)』をめざします。このあたりはけっこうアップダウンがキツイので、名所めぐりはやはり自転車よりも徒歩がおすすめ。若干汗をかきつつも、数分でたどり着きました。
と。......あれ!? これはいったい......!?
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その場に居合わせたウォーキングのおばちゃんもびっくり。
10月初旬にやってきた台風の影響で近くの木が倒れたらしく、屋根崩壊、井戸直撃。
この井戸は、もともと嵐の中、篠島に漂着した帝(善良親王。のちの後村上天皇)のために、真水を求めて掘られた井戸で、本当だったらきれいな水がある場所です。
いや~こんなハプニングもあるんですね。。。
若干動揺しながらも、心を鎮めるために『医徳院』へ。
ここには、照浜から引き上げられたという薬師如来が祀られています。
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そうそう。犬嫌いの神様、八王子社の狛犬は、現在ここにあるんですよ。さて、それはどこにあるでしょう? あえて正解写真は載せません。ぜひ現地で、みなさん自身で探してみてくださいね。
◆夕暮れどきに、島にバイバイ。
島の夕暮れは早いです。篠島発・河和港行きの高速船最終便は、17:50。夕焼け空を見ながら帰りたくて、その1本前の船で河和港に帰ります。
ちなみにお土産屋さんは、高速船乗り場周辺にはありません。神明神社から港方面へ出るとお土産屋さんが並んでいるので、篠島土産の品定めをしたい方は、このあたりで探してみてください。ちなみに1988年まで、船着場はこのあたりだったそうです。お土産屋さんがここに固まっているのは、その名残なのですね。
帰りの船からは、夫婦龍が祀られている築見島が見えました。
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日間賀島経由で、河和港へ。夕焼けが広がるとともに、だんだん陸が近づいてきました。
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次に来るときは、ふぐ、食べるぞー!!
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