(取材日2009年10月25日)
愛知県の食文化を代表する喫茶店のモーニングサービス。朝の時間帯にコーヒーなど飲み物に加えて、卵やトーストを中心に茶碗蒸しやサラダなどお店によって、さまざまなメニューがついてくる。「お得」なサービスだ。その「発祥の地」といわれる一宮市で10月25日、「一宮モーニング博覧会」が開かれると聞いて出かけた。
一宮商工会議所によると一宮市の喫茶店の数は752軒、同市の人口1万人当たり約20軒と全国トップクラスの喫茶店数(平成16年)を誇る。そして各店がモーニングサービスに励んでいるわけだが、なぜ、この地でモーニングサービスが定着したのだろうか。「一宮市は繊維業が盛んで、ガチャマン景気といわれた昭和30年代前半には事務所で商談をしようとしても織り機の音がやかましく、ほこりっぽい。で喫茶店を応接間代わりに使った。そうした常連さんに朝のコーヒーにゆで卵とピーナッツをつけたのがはじまりといわれます」と一宮商工会議所。同会議所などはこの食文化を全国に発信しようと「一宮モーニング協議会」を設立。マップや公式ホームページを作成、平成19年(2007)から各店自慢のモーニングサービスを集めた一宮モーニング博覧会(モー博)を開催しているのだ。
25日朝10時すぎ、名鉄一宮駅に到着、博覧会会場の駅前のアーケード商店街にとことこと向かった。会場に近づくとゲゲッ!大行列ができているではないか!
博覧会は午前10時から午後2時半まで。ゆっくり行けばいいかと思っていたのが間違いだった。事前報道もあって、お客さんが大挙詰め掛けている。行列の長さは数百メートル。日曜日とあって家族連れや中高年のカップル、中にはモーニングサービスについてうんちくを語り合う「モーニングオタク」?の若い男子のグループも。行列に並んでいる間にスタッフからいただいた「一宮モーニングマップ」を拝見する。これがかなり充実した冊子。
マップに加えて73店を写真とともに紹介。トースト、卵料理、サラダが基本だが、サンドイッチ、そば、おにぎり、洋菓子のてんこ盛り、ビュッフェ形式のものなど見ているだけでおなかがいっぱいになる。トーストもただ焼いただけでなく黒ゴマのペーストや小倉あんを添えたものが目立つ。これだけあって値段は300円台から400円台だ。冊子には観光案内やモーニング豆知識など読み物も充実している。
ふむふむと読みながら待つこと1時間、ついに会場受付に到達。ここでスプーンを渡された。3回目となる今年のモー博には人気の喫茶店など16店が出展。商店街内にしつらえたテント内で各店が調理、来場者はお目当てのモーニングサービスを購入してアーケードのしたのテーブルで賞味する。気に入った店の名が書かれたボックスにスプーンを投入。その数で「モー1グランプリ」を決定する。
来場者には事前に出展店のモーニングメニューの写真が載ったパンフレットを配布。私は「カフェアラビカ」のモーニングを選択。
フランスパンのトーストとポテトサラダ、デザート、野菜サラダのホテルの朝食みたいなセットで380円!テント内に入ると人気ブースの前ではこれまた列が。「カフェアラビカ」は6人待ち。大混雑の中、ゲットして、もう1店、小倉あんの載ったトーストとサラダ、ゆで卵などのついた「cafeふらっと」のモーニング(350円)を買ってテーブル席でいただいた。正直、せわしない感じではあるが、複数の人気店のモーニングを一気に食べられるのがうれしい。私は「カフェアラビカ」に一票を投入した。
栄えあるグランプリに輝いたのは「カフェメールネージュ」のモーニング(350円)。トースト、ゆで卵にスープ、コーヒーゼリーなどがそろったものであった。
一宮モーニング協議会によると今回のモー博の入場者は約5000人(昨年は約2000人)、用意された各店のモーニングは完売。大成功だった。同協議会では12月13日までプロジェクト参加店のモーニングを食べ歩いて豪華商品を当てるスタンプラリーを開催中だ。



























ヨーコ | 2009年11月18日 22:48 | 返信
モーニングって一宮が発祥だったんだ…
知らなかった。
さすが発祥の地!
ウチの地元ではこんなオシャレなモーニングありませんよぉ。
いろんなお店のモーニングが一堂に会しているモー博もよいですが
モーニング公式HPでチェックしてお店に出向いて
お店の雰囲気を味わうのも楽しそうです♪