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アートに出会う島「佐久島アート・ピクニック2009」(1)東編
(取材日2009年9月25日)
三河湾に浮かぶ佐久島では、島をあげてのアートイベント「佐久島アート・ピクニック2009」が2010年3月末まで開催中です。
「島ごとアートってどんなの?」
旅仲間のマツモトさんと話が盛り上がり、芸術の秋にちなんで佐久島に行ってきました。
◆佐久島上陸!
一色渡船場から佐久島行きの船にと乗り込みました。
お天気もよく、海は穏やか。
青空の下、高速船は水しぶきを上げながらグングンと島へ近づいていきます。
海風を感じながら、すっかり旅気分です。
こんもりと緑をたたえた佐久島が見てきました。
海と島と空のコントラストが、きれいです。
船は島の西側にある港に寄航。民家がまばらに見えて、のどかな雰囲気が漂っていました。
ワタシたちは、さらにあと5分乗船して、東港へ。
着きました東港! いよいよ佐久島上陸です。
今回の"ミッション"は「佐久島アート・ピクニック2009を完全制覇」ですが、まずは腹ごしらえ!と船着場のすぐ前の食堂に向かいました。
ここで、不思議なお地蔵様に遭遇。人魚姫ならぬ人魚地蔵!?
海に向かって目を閉じ、穏やかにたたずんでいます。
静かに観光客を歓迎してくれました。
半魚地蔵?
◆名物で腹ごしらえ
到着早速、アート作品のひとつに出会って、ご機嫌な私たち。
数件の食堂が並んでいる中で、最短距離の「ごはん屋 海」に直行です。
平日でしたが、お昼時、しかも船が着いた直後とあって、お店は忙しそう。
メニューの中からお目当ての「大アサリ丼定食」と「海の幸Mixフライ定食」を注文してみました。
「大アサリ丼」登場です!
大アサリのフライが卵とじされた、一見、カツ丼風。
美味しそう~! いっただきま~す!
甘辛いタレと、大アサリの旨みが絶妙です。
お店の方によると「アサリと言うけどムラサキなんとかガイ。地元で採れるの。ちょっと待って...これ」と厨房の奥から、貝殻ごとの実物を見せてくれました。
素人のワタシには、大きいアサリにしか見えない立派な貝でした。
「大アサリは一年中あるよ。これからのお勧めは"磯カキ茶漬け"かな」とお店の人。
何でも島の新名物で、島で採れた天然のカキを酒・醤油に漬け込んだ後、串焼きにして、お茶漬けとしていただくそうです。
「いや~、食べてみたい...」とマツモトさん。
しかしシーズンは10月~3月。残念ながら取材は9月下旬。味わうことができなかったので、いつか必ずリベンジします。
隣でマツモトさんもカニコロッケや大アサリ、海老のフライがてんこ盛りの「フライ定食」を完食して満足そうです。ワタシも大アサリ丼をペロリとたいらげ、準備は万端!
いよいよアートピクニックのスタートです~♪
「島の大きさは東京ディズニーランドの約3倍」と観光パンフレットにありますが、島に点在するアート作品は合計14箇所。果たして一日で制覇できるのか...。
見当がつかないワタシたちは、島の西側と東側に二手に分かれる作戦に出ることに。
西担当はマツモトさん、東担当はコバヤシです。
◆アート東部編
東担当コバヤシはまず東港の南にある大島「佐久島のお庭」(作品No.12、松岡徹作)へ。
佐久島とは長さ100メートルほどの歩道橋でつながっています。
小さいけど大島でした。
歩道橋を歩くと、渚に打ち寄せる波の音が聞こえ、海からの風がほほをなでます。
気持ちいい~! サイコ~!
すっかり連続テレビ小説ヒロインの気分に浸るコバヤシでした。
島の真ん中が広場になっていて、どうやらここが"お庭"のようです。
広場の中央に四つのお山が並んでいます。
パンフレットによると、佐久島にある大山、遠田山、秋葉山、富士山を表現しているのだそうです。
そのうちの富士山は、階段を登って"登山"もできます。
標高は2.5m。山頂からは海が見渡せて、なかなか良い眺めでした。
山々を取り巻く小道には、お皿をモザイクにして埋め込んであります。
島の人たちが実際に使っていたお皿だそうで、カラフルなタイルのよう。
楽しい散歩道になっています。
不思議なオブジェ「弁天鳥」もいて、山や海を見下ろしているようです。
広場の周囲は梅園。その木々の向こうにはなぜか仏像?の頭。それも大人のワタシでも抱えきれない大きさです。
頭だけ地面からニョッキリと突き出たのか、生き埋めになったのか...。
静かに"瞑想中"でした。
島をくるりと歩き回るうち、南端で絶景ポイントを発見。
岩場の階段をそろりと下りると、目の前に太平洋が広がります。
ちょっと足元が心配ですが、ここもお勧めのポイントです。
次は正念寺の「海神さま」(作品No.13、松岡徹作)。
集落の中の正念寺は無人のお寺らしく、ひとっこひとりいませんでした。
が、その軒先に「海神さま」のお姿が。
そのお顔は、大島の頭仏像そっくり。大島のがん首は海神さまだったのです。
「想像の世界にいる海神さまは、釣りの神様。たくさんの魚が釣れるようにいつも見守っていてくれます」(パンフレットより抜粋)
寺のたたずまい同様、静かに目を閉じて、頭に魚を載せ(さすが釣りの神様!)海の方向に向いて座っておられました。合掌。
再び東港へ。そうそう、ここにも作品があるはず...。
ありました。ラリースタンプの横に小さな除き箱作品「むかしむかし」(作品No.14、松岡徹作)。そ~っと覗くと、"東港に巨大鯨出現"の画像が鮮やかに見えました。
その昔、佐久島では鯨漁が盛んに行われていたそうです。
捕ってきた鯨が解体されたのがこの東港で、当時の姿をしのばせる?作品です。
島の中央部の大浦海水浴場へ移動。
途中で自転車をレンタルしました。(1時間300円、保証金1000円)
海岸沿いの道路を自転車で西へと滑走すると、まもなく「すわるとこプロジェクト」(作品No.11、名城大学理工学部建築学科 MIURA LAB作)のベンチを発見。
海岸線を見渡す絶景のポイントです。
広々とした海岸線、海、海上に浮かぶ小さな島々...まるで絵に描いたような風景。
そんな場所で座ったり、寝転んだり、ひと休み。
自然との一体感を満喫です。
お次は、すぐそばにある「カモメの駐車場」(作品No.10、木村崇人)。
楽しみにしていた作品です。
いました堤防?にズラリ~と並ぶカモメたち。沖に向かって、お行儀よく整列していて、愛らしいです。
決して、海を越えて飛ぶことができない彼ら。遠い目をして何を考えているのかな...とカモメ(オブジェですが)の気持ちに思いを馳せてしまいます。
カモメと並んで海を見つめてみました。人間も自然の中の生き物なんだ...と風景に溶け込んでいくような不思議な気分になりました。
海岸でのんびりした後は、入り江の海沿いを再び西へ移動。
しばらく行くと海沿いに海食棚や海食崖が見えてきました。
長年波や風に洗われてできた自然の造形美。見事です。
その先の道は「フラワーロード」。その名のとおり、地元の中学生たちが沿道に植えた花々が咲いていました。
島を挙げての歓迎ムード。温かな心遣いが伝わってきました。
さあ、次は島の西側の白山社へ。
マップには大山の中腹にマークされているのに、山に入る入り口が見当たらない???
フラワーロード沿いを行ったり来たりするうち、畑のあぜ道に「弘法道」と青い看板を発見しました。自転車を道路に止めて、いちかばちか歩いて見ることに。
あぜ道の両脇には彼岸花が真っ赤な花を咲かせていました。
そこに真っ黒な大きな蝶が何匹もフワリ、フワリと舞っています。まるで「この道へ」と誘うよです。
そういえば、この島は"海を渡る蝶"として知られるアサギマダラの飛来地。10月中ごろには島のあちこちでアサギマダラが見られるそうです。
道は森の中へつながっていました。木々に覆われた薄暗い道には、左右には弘法さまを祀った小さなほこらがいくつもあります。どうやらここは白山社への参道で間違いなさそうです。
スピリチュアルな参道をゆっくりと登ること5分ほどで作品「空の水―山」(作品No.9、青木野枝作)に出会いました。ほこらのような作品です。
"茅の輪くぐり"か"ピラミッドパワー"か!?
ゆっくりと錆びて鉄錆び色になったオブジェ。もうすっかり森の一部になっていました。
そこにあるのは作品と弘法さまとワタシ...そして蚊だけ。
神秘な空気の中で、ぼんやりしていたら、左手の甲に六つもプックリと刺された跡が。
「まあ、それも功徳かも」と大らかな気持ちになったコバヤシでした。
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猫ぱんち | 2009年11月13日 22:35 | 返信
それにしても、この島、変!何となく海が見たくなって、
知多半島の方の観光スポットを探してました。
ひたすらのどかな草原に、なんでこんなブキな像の数々が。
街灯のない夜中に歩いたら怖いだろうな〜。 今度の連休にでも行ってみようかと思います。
アサリ丼ってのも食べてみたいし。
このサイトを見たって言ったら、
何かサービスしてもらえるといいのにな。