あいち・道の駅を行く!(1) 筆柿の里・幸田

(取材日2009年9月28日)
「道の駅」大好きです。ドライブ中、看板を見かけると素通りできません。
旅行先では、お土産屋さんはもとより、八百屋さん、魚屋さん、市場、スーパーを何軒か巡って新鮮な地元食材を買い込んでしまうワタシ。
そんな手間を一挙に省いてくれるのが「道の駅」。生産者直送の品々が一堂に大集合しています。時にはそれまで目にしたことのない食材に出会ったり、調理法や食材を知り尽くした地元の人に教えてもらったり、感動の出会いがあります。
そんな訳で、これから愛知県内の道の駅を訪ねて「見て、遊んで、買って、食べた道の駅」ブログを連載します。
第1弾は、幸田町の「道の駅 筆柿の里・幸田」です。特産品の筆柿が旬を迎えています。

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◆ メーンの筆柿は今が旬!
「道の駅 筆柿の里・幸田」は、今年4月にオープンしたばかり。
国道23号線岡崎バイパスの桐山インターからすぐで、柿の木畑と緑の山に囲まれたのどかな場所にあります。
"筆柿の里"と看板にあるように、主役は特産品の「筆柿」。9月半ばから11月までがシーズンです。
 
屋外の果物直売コーナーでは、早速、橙色に実った筆柿に目がくぎ付けになりました。筆先のような細長い形をした筆柿は、どこか懐かしいシルエットです。かごに無造作に盛られた自家用?から、箱入りの進物用まで、用途に合わせて選べます。

コーナーの横には筆柿の木。
添えられた説明書きには「筆柿は、全国出荷量の90%以上を幸田町で生産しており、幸田町特産物となっています。歴史は古く、江戸時代には農家の庭先で栽培され、『珍宝柿』の愛称で親しまれていました。(中略)果肉に黒いゴマが多く、濃厚な味わいが楽しめます」
とあり、町の皆さんの筆柿への誇りが伝わってきました。

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そこでワタシも筆柿を購入。"駅長"の勝田さんに美味しい柿の選び方を伺いました。
「先端がとがっていますが、全体に丸みのある柿がお勧め。筆柿は糖度14度ほどあって、甘いんですよ。こういうのがいいね」と、ふっくらと丸みのある柿を手にとって見せてくれました。なるほど。
「といっても全てが甘柿でなくて、甘い筆柿は90%、残りの10%は渋柿。一本の木でも甘柿と渋柿がまざっていることもありますよ。今はセンサーですぐに選別できるけど、昔は農家の人がひとつひとつ光にかざして分けていたね。中に黒いゴマがあるでしょ。たくさんあれば光を通さないので甘柿、通せばゴマが少ないから渋柿ってわかるんですよ」
なるほど、甘く美味しい筆柿のポイントは黒ゴマ。
丸みや色を確かめながら、慎重に品定めをして購入決定!

◆ 生産者の顔が見える安全な産直品が充実
メーン施設の産品売り場は、野菜をはじめ、卵、お米、お豆腐、ハム・ソーセージなど肉加工品、三河湾の海の幸の干物類、生花、日本酒や焼酎、味噌・醤油、和菓子、せんべい、木工品など品ぞろえが豊富です。
壁には、それらの品々を提供する生産者の紹介が顔写真付きで紹介されています。もちろん商品は生産者の名前入り。作り手が分かり、安心して購入できます。

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中でも広い面積を占めるのは野菜。
売り場スタッフによると「鮮度が違います!幸田町だけでなく、幡豆、吉良、岡崎、蒲郡など近隣の会員さんが、前日か当日に持ち込まれますから。価格も生産者の皆さんが決めているので、少しずつ違ったりしますが、お値打ちです」とのこと。
これからの時期は「大根、キャベツ、ほうれん草など秋冬野菜がたくさん入ってきます」

さらに、このエリアならではの商品も発見。
「筆柿ワイン」(720ml、1365円)はシーズン限定2000本のレアもの。もちろん幸田オリジナルです。甘くフルーティーで、女性に人気だそうです。
「筆柿まんじゅう」(5個入り、600円)は、干し柿にした筆柿を刻んで白あんに混ぜ込んだ焼き饅頭。さっぱりした甘さの、地元で人気のお菓子。
この日はお目にかかれませんでしたが「筆柿ソフトクリーム」などの販売もあるそうです。

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◆愛知産野菜を使ったレストラン
併設のレストラン「笑意軒(しょういけん)」でお昼ご飯を。
地元食材を使った「日替わり定食」がありました。限定20食。
産直コーナーで時間を費やしすぎて、残念、売り切れでした~(泣)
そこで、おすすめマークのついた「コロッケ定食」(600円)を注文。
もう一品、「かき揚」(250円)をプラスしました。

「コロッケ定食」、ボリュームたっぷりです!
揚げたてのアツアツ、サックリ軽い衣、中身のマッシュポテトがとてもクリーミーです。
「かき揚」は店頭のサンプル写真では単品のはずが、ナスや大葉の天ぷらも付いて、サービス精神がたっぷり。野菜の味が濃くて、美味しい天ぷらです。

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「県内産ですか?」と店長の長谷さんに確認すると、「はい。ここの売り場で仕入れた野菜を使ってますから。ジャガイモに牛乳を加え、クリーミーなので女性に人気です。ボリュームがあるのは、ここは仕事の途中に利用するトラックの運転手さんも多いから。あとは手ごろな価格がウリですね。あとモーニング(サービス)やっているのも、道の駅では珍しいかな」と答えてくれました。

お腹いっぱい!ごちそうさまでした~!

◆当初予想の2・5~3倍の売り上げ
この日は平日でしたが、なかなかの盛況ぶり。次から次へと、お客さんがやってきます。
皆さん、野菜や果物をたくさん買い込んで、レストランで食事というパターン。
勝田駅長は「この道の駅は、産直施設を幸田町が、トイレ駐車場、情報施設を国交省が負担をして建設、整備されました。また、産直所の運営は70人以上の地元住民が出資する会社で行っています。最初は売り上げが心配でしたが、予想の2・5~3倍の売り上となって、思った以上に好評。4月からの営業ですが、これまでは、しだれ桜、たこ揚げ大会、アジサイの時期に、イベントを楽しみながら寄ってくださるお客さんが多かったです。まだできたばかりですから、もっと充実させていきたいです」と抱負を語ってくれました。

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